「285万円の利益」元米議員が“自己ベット” カルシが初の永久利用停止
自身の選挙に賭けた候補者3人も利用停止

虚偽の経歴を掲げて選挙に当選した後、2023年に除名されたジョージ・サントス元米連邦下院議員(共和党)が、今年2月、自身の行動を対象にした賭けに参加していたことが発覚し、予測市場から永久追放された。
31日(現地時間)、AP通信やウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、予測市場プラットフォーム「Kalshi(カルシ)」は、サントス元議員に対し、プラットフォームへのアクセスを永久に禁止するとともに、7万1,356ドル(約1,139万3,000円)の罰金を科したと発表した。
カルシによると、サントス元議員は今年2月24日、ドナルド・トランプ大統領の議会演説に自身が出席するかどうかを予想する賭けに参加していた。
サントス元議員は賭けに参加した後、演説に出席する意向を繰り返し示していたものの、実際には会場に姿を見せなかった。
その結果、この賭けで1万7,839ドル(約284万8,500円)の利益を得ていたことが明らかになった。
カルシでは、トランプ大統領の演説前日、サントス元議員が出席する確率が75%近くまで上昇していた。
しかし、演説が始まって数分後、サントス元議員はSNSのXに「空港で足止めされている」と投稿した。これを受け、SNS上では新たな欺瞞行為ではないかとの批判が相次いだ。
カルシのエリザベス・ダイアナ報道官は、「今回の措置は当社史上初の永久取引停止処分だ」と説明した。
また、「新たに制裁対象となった他の4件については、カルシの調査に協力したため、一時的な取引停止措置としている」と明らかにした。
サントス元議員は2022年の米中間選挙でニューヨーク州選出の連邦下院議員に当選したが、選挙期間中にニューヨークの名門公立大学バルーク・カレッジを卒業した、あるいはウォール街の大手銀行で勤務していたなどと虚偽の経歴を公表していたことが発覚した。
その後、経歴詐称などを巡る問題が相次ぎ、翌2023年に下院議員を除名された。
カルシは同日、サントス元議員のほか、自身の選挙に賭けていた共和党のノースカロライナ州下院議員候補ロリー・バックハウト氏、共和党のメイン州知事候補ベン・ミズリー氏、さらに億万長者でカリフォルニア州知事予備選に出馬していた民主党候補スティーブン・グルベック氏についても、3年間の利用停止処分を科したと明らかにした。



