メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ
2026年8月21日(金) 東京 --

コスタリカ、元大統領の「特別年金」廃止へ 月130万円、現職も受給権放棄

引用:在キューバ・ベトナム大使館
引用:在キューバ・ベトナム大使館

コスタリカ政府は、月額約137万3,000円超の元大統領の「豪華年金」を全面廃止する法案を推進している。

スペイン語圏メディアのインフォバエによると、コスタリカのラウラ・フェルナンデス大統領は17日(現地時間)、前日の国民向け演説で「元大統領の豪華年金ゼロ・トレランス法案」を議会に提出したと明らかにした。事前の拠出金なしで支給されてきたこの年金制度そのものを廃止する趣旨だ。

フェルナンデス大統領は演説で「今年7月時点で、元大統領7人に支給された年金の累計額は54億6,900万コロン(約19億3,700万円)を超えた」と述べた。大統領府の発表によると、元大統領らは退任後、毎月約400万コロン(約141万7,000円)の年金を受け取ってきた。一部はこれまでに数億円規模の年金を受け取っていたことが分かった。

個別の受給額も高額だった。1990年から1994年まで在任したラファエル・アンヘル・カルデロン元大統領が9億7,200万コロン(約3億4,400万円)で最も多かった。次いで、ホセ・マリア・フィゲーレス元大統領が9億3,600万コロン(約3億3,200万円)、ミゲル・アンヘル・ロドリゲス元大統領が9億600万コロン(約3億2,100万円)を受け取っていた。アベル・パチェコ元大統領とオスカル・アリアス・サンチェス元大統領も、それぞれ8億3,000万コロン(約2億9,400万円)、8億6,900万コロン(約3億800万円)を受給した。

このうち一部は年金の拠出金を一度も納めていなかったにもかかわらず、40代前半という若さから年金を受け取り始めていた。フェルナンデス大統領によると、フィゲーレス元大統領とカルデロン元大統領はそれぞれ43歳、45歳から年金を受給していた。異なる名目の年金を最大3つまで重複して受け取ってきた元大統領もいた。

フェルナンデス大統領は「私も例外にはなれない」とし、「全ての国民が実際に納めた分だけ年金を受け取ることが公平の原則だ」と述べた。

今回の法案には、所得水準による例外や猶予期間を設けず、法案が公布され次第、全ての元大統領の年金を廃止する内容が盛り込まれた。前大統領のロドリゴ・チャベスだけでなく、現職のフェルナンデス大統領自身が退任後に受ける年金の受給権まで放棄する条項も含まれている。

フェルナンデス大統領は「数千世帯の庶民家庭が月10万コロン(約3万5,000円)にも満たない生活のための年金の支給を待つ一方、国民が汗水流して納めた税金が、拠出金すら納めていない元大統領らの豪華な生活を支えるために使われてきた」と指摘した。

フェルナンデス大統領は、この問題に取り組むのは初めてではないとも述べた。ロドリゴ・チャベス政権で大臣を務めていた当時にも同じ趣旨の法案を提出したが、議会で保留になったと説明した。前の議会では、政府や与党議員が提出した関連法案が少なくとも4回、保留または否決されており、現在の議会では1件の法案だけが審議中となっている。

フェルナンデス大統領は19日に正式な記者会見を開き、法案の詳細な施行計画を発表する予定としている。ただし、法案が実際に議会を通過できるかは不透明だ。過去にも元大統領の年金を削減する立法措置が複数回試みられたが、そのたびに議会の反対に直面し、実現しなかった経緯がある。

最終更新:

注目ニュース

こんな記事も

Google検索で優先表示

話題

  • NATO、相次ぐドローン侵入に対応 高価な戦闘機への依存が課題

    政治 

  • 米財務省、国債買い戻し倍増 1回40億ドル超も

    政治 

  • 米30年債利回り、2007年以来の高水準 原油高や財政懸念で株安

    経済 

  • 世界で長期金利上昇、中国だけ逆行…30年国債2.15%が映す「景気低迷」

    経済 

  • スペースXのロケット、月面に「18メートルの傷跡」…NASAが初公開、韓国探査機も撮影支援

    テクノロジー