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2026年8月27日(木) 東京 --

キオクシア、岩手に1兆円超投資 AI需要増でNAND増産へ

引用:キオクシア公式サイト
引用:キオクシア公式サイト

世界のNAND型フラッシュメモリー市場で3位のキオクシアが、本州北東部の岩手県に新たな生産施設を建設すると、日本経済新聞(日経)が27日に報じた。韓国のサムスン電子とSKハイニックスが大規模な投資計画を打ち出すなか、キオクシアも投資を加速させるものとみられる。

日経によると、キオクシアの経営陣は同日、高市早苗首相を訪ね、1兆円以上を投じて新たな生産施設を建設する計画を発表する予定だという。キオクシアの国内の半導体メモリー生産拠点は、三重県の四日市工場と岩手県の北上工場の2か所だ。新たな生産施設は北上工場に建設する予定だ。

今回建設する新たな生産施設では、データを長期間保存するために使われるNAND型フラッシュメモリーを量産する。キオクシアは半導体製造装置メーカーなど一部の取引先と、新施設に導入する装置の購入に向けた協議を始めた。米サンディスクと共同で投資する計画で、経済産業省の補助金も活用すると伝えられている。

キオクシアの今回の投資は、サムスン電子とSKハイニックスによる大規模投資と相まって注目を集めている。サムスン電子とSKハイニックスは6月、湖南半導体クラスターの造成に向けた投資計画を発表した。投資額は数兆円に達すると推定されている。

NAND型フラッシュメモリー市場で首位を争う2社が大規模な投資計画を打ち出したことで、業界3位のキオクシアも投資を急ぐ必要に迫られている。日経は「人工知能(AI)の普及に伴いメモリー製品の需要が急増するなか、高性能製品の増産に向けた投資を加速する」とし、「韓国2社が相次いで大規模な投資計画を発表し、キオクシアがどう対応するかが注目されていた」と指摘した。

高市政権が進める半導体産業の育成策に、キオクシアが大規模投資で応える形になったとの見方も出ている。高市政権は今後、重点的に育成する17の戦略分野の一つに半導体を位置付け、半導体の国内生産拡大を進めている。日経は「キオクシアは国内投資を拡大する形で政府の政策に呼応する」と指摘した。

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