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2026年8月21日(金) 東京 --

OpenAI、26年売上高400億ドル超へ IPO見据えCRO交代

売上高400億ドル超を予想、1か月で20%増…アンソロピックとの上場競争で財務改善急ぐ

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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対話型人工知能(AI)「ChatGPT」を開発するオープンAIが、新規株式公開(IPO)を見据え、2026年の売上高を2025年の約2倍に増やす方針だ。オープンAIは事業拡大を加速させる一方、最高収益責任者(CRO)も就任から8か月で交代する。

ブルームバーグ通信が13日(現地時間)報じたところによると、オープンAIは現在の成長ペースが続けば、2026年の年間売上高が400億ドル(約6兆3,600億円)を超えると見込んでいる。これは2025年の実績である200億ドル(約3兆1,800億円)の約2倍に相当する。

匿名の関係者らによると、サブスクリプション収入や立ち上げ段階にある広告事業を背景に、オープンAIの売上高はここ数か月で急速に増加しているという。オープンAIのグレッグ・ブロックマン社長も最近の社内メモで、7月時点の年間換算売上高が6月時点から20%増加したと従業員に説明した。

オープンAIはまた13日、クラウドセキュリティー企業Wizで社長兼最高執行責任者(COO)を務めたダリ・ラジック氏を、新たなCROに任命すると発表した。これにより、2025年12月にセールスフォースからオープンAIに加わったデニス・ドレッサーCROは、就任からわずか8か月で退任することになった。

CROは、オープンAIがIPOに向けて収益基盤を強化するため、2025年12月に新設した役職だ。ブロックマン社長はCRO交代の背景について「技術導入の方法が急速に変化している」とし、「ダリCROはAIを人々や企業が幅広く活用できるよう、われわれが蓄積してきた経験を実行力に変えてくれるだろう」と期待を示した。

ブルームバーグ通信は、オープンAIが収益拡大を急ぐ背景には、IPOに向けた準備があると分析した。オープンAIは6月8日、米証券取引委員会(SEC)にIPO申請書を提出した。直ちにIPOを実施する計画はないものの、競合する対話型AI「Claude」を開発するアンソロピックが6月1日に先に申請書を提出していたため、これをけん制する狙いがあったとみられる。

オープンAIは2025年まで、AI開発を手がける非上場企業の中で最も高い企業価値を誇っていたが、2026年に入りアンソロピックに逆転された。アンソロピックは2026年5月のシリーズH投資ラウンドで9,650億ドル(約153兆4,000億円)の企業価値で評価され、オープンAIが3月に記録した8,520億ドル(約135兆4,400億円)を上回った。

ウォール街では、オープンAIの売上高と利益も2026年に入りアンソロピックに追い抜かれたとの見方が出ている。アンソロピックはオープンAIに先駆け、2026年10月前後にIPOを実施すると予想されている。オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は財務状況を改善し、早ければ2026年末、遅くとも2027年に実施するとみられるIPOで、1兆ドル(約158兆9,600億円)以上の企業価値での上場を目指している。

一方、IPOに向けたオープンAIの経営体制には不安材料もある。最近、主要幹部の退職が相次ぎ、投資家の懸念を招いている。7月には社内ナンバー2とも評されていたフィジ・シモ前アプリケーション部門CEOが持病の治療を理由に辞任し、ブラッド・ライトキャップ前最高執行責任者(COO)も8月11日に退社した。

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