トランプ大統領支持率33%、過去最低…無党派層47%「支持候補に投票しにくい」
物価高と生活費負担で経済不満が拡大…民主党は中間選挙で共和党を7.5ポイント上回り、共和党支持層の支持率も72%に低下

11月の中間選挙まで2か月を切る中、ドナルド・トランプ米大統領の支持率が33%まで低下したとの調査結果が出た。高物価や生活費の負担への不満が、トランプ大統領自身の支持率低下にとどまらず、共和党候補の選挙戦にも逆風となっているとの見方が出ている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が6日、世論調査会社FocalDataに依頼して実施した調査によると、米国の登録有権者の33%がトランプ大統領を支持すると答えた。1か月前より3ポイント低下し、FTが5月にこの調査を開始して以来、過去最低となった。共和党支持層での支持率も72%と、2ポイント以上低下し、調査開始以来の最低を記録した。
支持低下の背景には経済への不満があった。回答者の約3分の2は、米国経済が誤った方向に進んでいると答えた。トランプ大統領の就任後、経済的に苦しくなったとの回答も57%に達し、1か月で4ポイント上昇した。
中核的な支持基盤である共和党支持層でも、亀裂の兆しがみられた。トランプ大統領の雇用・経済政策を支持する共和党支持者は53%にとどまり、1か月前より約8ポイント低下した。FTは「イラン戦争の長期化に伴う燃料費や消費財価格の上昇も、経済を巡る世論の悪化に影響を与えた」と分析した。
トランプ大統領が最近、カナダ産の一部商品に50%の関税を課す方針についても、登録有権者の56%が反対した。無党派層では60%以上が反対し、共和党支持層でも約3分の1が否定的な見方を示した。関税政策が米国内の物価をさらに押し上げる可能性への懸念が反映されたものとみられる。
トランプ大統領の積極的な選挙への関与が、共和党候補の助けにならないとの回答も少なくなかった。回答者全体の46%は「トランプ大統領が共和党が中間選挙で勝利することをむしろ難しくしている」と答えた。無党派層の47%は「トランプ大統領が支持を表明した候補に投票する可能性が低い」と答えた。
中間選挙でどの政党の候補に投票するかを尋ねたところ、民主党が共和党を7.5ポイント上回った。1か月前は5ポイントだった民主党の優位がさらに拡大した。上下両院で僅差の多数派を維持しなければならない共和党にとって、生活費への不満を解消できなければ、トランプ大統領の低い支持率と合わせて二重の重荷となる可能性があるとの見方が出ている。
今回の調査は8月28日から9月1日まで、全米の登録有権者1,914人を対象にオンラインで実施された。誤差は±2.6ポイントだった。
