「米国が始めた戦争の代償を世界が負う」イランが主張、ホルムズ海峡をめぐる対立が激化

イランは、ホルムズ海峡が米国とイスラエルによる2月28日の攻撃で軍事衝突が始まるまで完全に開放されていたと主張し、ホルムズ海峡をめぐる混乱の責任は米国にあるとの立場を示した。
6日(現地時間)、アラブ圏メディアのアルジャジーラによると、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は同日、「X(旧Twitter)」への投稿で、「米国はこの地域で違法かつ野蛮な軍事行動を引き起こし、正常な商船の運航を妨害した」と述べた。その上で、「タンカーは運航を中断し、貿易に支障が生じ、エネルギー価格が上昇した」と明らかにした。
さらに、米国は自らが始めた軍事行動の責任をイランに転嫁しようとしていると批判し、「米国が軍事行動を始め、その代償を世界中が負っている」と指摘した。
米国がホルムズ海峡の航行の安全確保を名目に同盟国に参加を迫る中、中東情勢は再び緊迫している。
米軍が先月末、ホルムズ海峡でイランの機雷敷設用ロケット発射台を攻撃して以降、米国とイランの間で報復の応酬が続いている。
イスラム革命防衛隊(IRGC)は5日、ホルムズ海峡で「未承認航路」を航行していたタンカー3隻と、別の地域で米国関連の船舶3隻を攻撃したと発表した。
これに先立ち、米中央軍(CENTCOM)は、ハルク島とジャスク地域、オマーン湾でイランのタンカー3隻を撃沈したと発表した。イランが米軍艦2隻を攻撃したことへの報復措置だとしている。
米中央軍のブラッド・クーパー司令官は、革命防衛隊へのメッセージは明確だとしたうえで、「我々の艦船2隻を攻撃すれば、イランの船舶3隻を破壊するなど、より大きな経済的代償を払わせる」と警告した。
