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2026年8月21日(金) 東京 --

元NBA選手が相次ぎWNBAドラフト参加表明 現行ルールに問題提起

引用:ニューシス
引用:ニューシス

元NBA選手が相次いでWNBAドラフトへの参加を表明し、注目を集めている。トランスジェンダー選手の出場資格を巡る議論が、風刺や批判を交えた動きにまで発展している。

9日(日本時間)、米ESPNやTMZ、FOXニュースなどによると、WNBAのキャシー・エンゲルバート・コミッショナーは最近、リーグ所属の12チームに対し、トランスジェンダー選手の参加を巡るリーグの考え方をまとめたメモを送付した。

エンゲルバート・コミッショナーはメモで、「ここ数週間、トランスジェンダー選手の女子バスケットボールへの参加について、多くの質問を受けたことと思う。この問題は今後も大きな関心を集め続けると予想している」と説明した。さらに、「リーグ事務局がこの議論にどのように向き合っているのかを共有したい」と付け加えた。

今回の議論は、インディアナ・フィーバーのガード、ソフィー・カニングハムがメディアのインタビューで、トランスジェンダー女性の女子スポーツへの参加を制限する考えを支持したことをきっかけに広がった。

カニングハムは、「ロッカールームにいる若い女性たちや、生物学的に男性である選手と競う必要のない女性選手たちを守りたい」と述べた。

その後、カニングハムが遠征試合に出場したシアトルやポートランドなどでは、発言に抗議するデモが行われた。一方、ホームゲームの会場周辺では保守系団体による支持集会も開かれ、ファンの間でも意見が分かれた。

こうした中、元NBA選手2人が風刺や批判の意図を込めてWNBAドラフトへの参加を表明し、議論はさらに過熱した。エネス・カンター・フリーダムとロイス・ホワイトは、自らをトランスジェンダー女性と位置付け、WNBAドラフトへの参加資格があると主張した。

カンターは、「包摂性を重視するリーグの出場資格に関する指針を見て、女性だと自認すればよいのだと理解し、ドラフトへの参加を表明することにした」と述べた。さらに、「誰かを侮辱することが目的ではない。多くのWNBA選手や監督が公に訴えてきた価値観と現在のルールが、すべての人に同じように適用されるのかを問いたい」と説明した。

現行のWNBA労使協定第13条では、リーグでプレーできるのは女性選手に限ると定めている。一方、性自認や出生時に割り当てられた性別について、具体的な定義は設けられていない。

ほかの主要スポーツ団体とは異なり、WNBAの選手資格に関する規定は、選手会との労使協定によって定められている。

WNBA選手会(WNBPA)は声明を発表し、「私たちは公正、平等、多様性、包摂性を重視している」と表明した。その一方で、「トランスジェンダーを含む特定の集団に対する憎悪や攻撃は、恐怖と分断を生み出すだけだ。私たちの選手会が政治的な目的に利用されることはない」と反論した。

リーグ内でも意見は分かれている。ミネソタ・リンクスのシェリル・リーブ監督は、「トランスジェンダーの子どもたちを守る必要がある。これは人権の問題であり、すべての子どもにはスポーツを楽しむ権利がある」と述べ、支持する考えを示した。一方、選手の出場資格について、より明確な基準を設け直すべきだとの意見も出ている。

議論が拡大する中、エンゲルバート・コミッショナーは、各チームの経営陣と予定している会議でこの問題を正式な議題として取り上げ、追加の意見聴取の場も設ける方針を明らかにした。エンゲルバート・コミッショナーは、「リーグが長年大切にしてきた価値観に沿い、常に慎重かつ敬意を持ってこの問題に向き合う。競技の健全性を守り、公正な競争を確保することは、今後も変わらず最優先事項だ」と強調した。

トランスジェンダー選手の出場資格を巡って賛否が分かれる中、WNBAが労使協定の改定を含め、具体的な基準作りに乗り出すのかが注目されている。

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