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2026年9月3日(木) 東京 --

米、異例の市場取引時間中にイラン空爆 ブレント原油1バレル約1万5000円、米10年債利回り4.8%突破

引用:ニューシス
引用:ニューシス

米軍は異例にも、ニューヨーク株式市場の取引時間中にイランを空爆した。ドナルド・トランプ米大統領が「イランが報復すれば、国家として壊滅する」と強く警告する一方、イランは中東の米軍基地を狙った「決定的な作戦」を開始したと発表した。米国とイランの緊張が再び高まり、北海ブレント原油先物は一時1バレル=95ドル(約1万5,200円)を超え、米10年債利回りも4.8%を突破した。

米中央軍は1日(現地時間)、「X(旧Twitter)」で「米東部時間の正午(日本時間2日午前1時)、イラン革命防衛隊(IRGC)の関連施設に対する攻撃を開始した」と発表した。また、「今回の攻撃は、IRGCが最近、ホルムズ海峡を航行する民間船舶や、周辺地域に展開する米兵への攻撃を試みたことを受けた措置だ」と説明した。

米軍によるイランへの空爆は、先月30日にララク島にある機雷敷設用ロケット発射台2カ所を攻撃して以来、2日ぶり。これに対し、イランはヨルダン国内の米軍が駐留する2カ所の基地に向けてミサイルを発射し、技術関連施設や整備施設などを攻撃した。

これまで米軍は、イランへの攻撃が金融市場に及ぼす影響を抑えるため、空爆の大半を米株式市場の取引終了後に実施してきたが、今回は取引時間中の正午に開始した。

イラン国営放送IRIBは、南部の主要港バンダルアッバースや、ホルムズ海峡にあるゲシュム島で爆発音が聞こえたと報じた。南東部ジロフトの民間空港も攻撃を受けたと伝えた。

トランプ大統領は空爆後、SNS「トゥルース・ソーシャル」に「今回の攻撃は、海峡に機雷を追加しようとしたイランの試みと、ヨルダン国内の米軍基地を狙ったミサイル攻撃に対する報復だ」と投稿した。

そのうえで「失敗国家であるイランが報復すれば、さらに強力で、より高い水準の攻撃を受けることになる」と警告。「しかし、それが最大の攻撃ではない。最大の攻撃はまだ控えており、それが終われば、イランにはほとんど何も残らないだろう」と述べた。

フォックス・ニュースのトレイ・イングスト記者によると、トランプ大統領は同記者との電話でも「今日の空爆は非常に強力だった。3回目の攻撃が行われれば、イランは国家として完全に壊滅する」と語った。

今回攻撃したIRGCの施設については「多数のレーダー施設だ」と説明。「イランはレーダーシステムを再建しようとしていたが、米国はこれを監視し、工事が完了する前に空爆した」と明らかにした。

一方、イラン半国営タスニム通信は「米国という敵に対抗するため、イラン軍による決定的な作戦が始まった」と報道。「イランのミサイルと無人機(ドローン)が、域内の米軍基地や主要施設を攻撃している」と伝えた。

金融市場も大きく揺れた。ロンドンのICE先物取引所で、11月渡しの北海ブレント原油先物は前日比4.6%高の1バレル=94.65ドル(約1万5,100円)で取引を終えた。取引時間中には95ドルを超える場面もあった。

ニューヨーク商業取引所では、10月渡しの米国産標準油種WTI先物が5.2%上昇し、1バレル=90.22ドル(約1万4,400円)で取引を終えた。ブレント原油は7月24日以来、WTIは7月23日以来の高値となった。米10年債利回りも、取引時間中に一時4.8%を超えた。

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