「イラン問題」がBRICS首脳会議の最大の焦点に…加盟国の立場の違いが波乱要因に
「イランが最大の懸案、加盟国間で見解の相違大きく」…サウジ・UAEも加盟
中東の緊張高まり、首脳間で集中的に議論へ…意見調整に着手

12~13日(現地時間)にインド・ニューデリーで開かれるBRICS首脳会議を前に、イランを巡る中東情勢が最大の懸案として浮上している。
ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は7日、ロシア国営タス通信とのインタビューで、中東情勢の緊張とイラン問題について、次回のBRICS首脳会議で取り上げるべき最も差し迫った課題との認識を示した。
リャブコフ外務次官は「イランが最近取ってきた行動に対し、非常に批判的な立場を取る国々がBRICS内に存在するため、状況は複雑になっている」と述べた。
BRICS加盟国の間では、イランの最近の動きを巡る立場の違いが鮮明になっており、外交上の意見調整は容易ではない。
BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の従来の加盟国に加え、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、インドネシアで構成されている。
イランだけでなく、イランとその代理勢力から直接攻撃を受けたサウジアラビアとUAE、仲介役を担ってきたエジプトも同じ枠組みに加わっている。
このため、今回の首脳会議では、各国の利害が複雑に絡み合う中東地域の安定を巡り、重点的な議論が行われるとみられる。
リャブコフ外務次官は、この問題が全加盟国にとって重大な政治的意味を持つことから、各国首脳による踏み込んだ対話は避けられないとの見方を示した。
首脳会議の最終成果となる共同宣言の文案を巡る実務協議にも、相当な時間を要する見通しだ。加盟国ごとに異なる対イラン姿勢や中東戦略を一つの文案にまとめる過程では、少なからぬ難航が予想される。
リャブコフ外務次官は、こうした加盟国間の意見の相違を念頭に、「現時点ではどのような結果になるか予測できない」と慎重な姿勢を示した。
