イラン「血に飢えた米国に、より痛みを伴う報復」
「比例的対応の時代は終わった」…ガーリーバーフ議長、報復ルールの転換を警告

ホルムズ海峡周辺で米国とイランの交戦が激化する中、イランは6日(現地時間)、米国への報復をさらに強化すると警告した。イランの停戦交渉団を率いてきたモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ議会議長は同日、「比例的対応の時代は終わった」と述べたうえで、「イランの利益と安全を侵害するいかなる行為も、より迅速で、より重く、より痛みを伴う報復を受けることになる」と警告した。
イラン国営IRNA通信によると、ガーリーバーフ議長は同日の議会演説で「最近、我々が侵略者の基地に加えた打撃は始まりに過ぎない」と強調した。「米国がまだこれを理解していないなら、ゲームのルールが完全に変わったことを、手遅れになる前に悟るべきだ」と述べた。
ガーリーバーフ議長は「イラン軍の強力な打撃で米軍基地が被害を受け、絶望的な状況に陥った米国の指導者たちは、戦況を歪曲するために人工知能(AI)で偽の画像や映像を作り出し、空虚な言葉やスローガンを並べているだけだ」と述べた。これはドナルド・トランプ米大統領が最近、AI映像を投稿し、イランの原油生産拠点であるカーグ島が「粉々になった」と主張したことを指した発言とみられる。
ガーリーバーフ議長は「敵に対抗するうえで重要な二つの手段は、内部の結束と外部への抑止力だ」と述べた。また、「自らを弱く見せることを戒めた最高指導者の言葉は、あらゆる分野で適用すべき戦略的指針だ」と語った。
さらに、「血に飢えた米国に対して断固として抵抗してきた我々の国民が、為替変動やインフレなどの経済的困難に直面している」と指摘した。そのうえで、「敵がサプライチェーンやエネルギー部門を麻痺させるために制裁を強化する中、我々は国内生産を基盤とし、外国勢力の貪欲さを食い止める防壁を築かなければならない」と訴えた。
米中央軍(CENTCOM)は5日、「イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が海域を哨戒中の米海軍艦艇2隻に弾道ミサイルを発射した後、米軍がイランの原油輸送船3隻を攻撃した」と発表した。この攻撃による米海軍艦艇への被害はなかったという。
その後、イスラム革命防衛隊は6日、ホルムズ海峡に進入しようとした米国の無人水上艇を攻撃したほか、弾道ミサイル数発で米空母1隻と駆逐艦1隻を攻撃したと主張した。
