高市首相、9月中旬に内閣改造 木原官房長官と鈴木自民党幹事長は留任

高市早苗首相が、早ければ9月中旬にも内閣改造と自民党役員人事に着手する見通しだと、NHKが報じた。
NHKによると、政府・与党内では、食料品の消費税率引き下げを盛り込んだ税制改正大綱の決定後となる再来週にも、高市首相が内閣改造と党役員人事に踏み切るとの見方が出ている。時期は9月中旬となる。
自民党は内閣改造と党役員人事を見据え、所属する衆議院議員を対象に、希望する役職などを尋ねるアンケートを先月実施した。
政府関係者によると、高市首相はアンケートの内容を詳しく確認しながら、人選や人事を行う時期について検討を進めているという。
朝日新聞も3日、高市首相が今月中に内閣改造を行い、木原稔官房長官を留任させる方向で調整していると、複数の政権幹部の話として報じた。
木原官房長官は昨年10月の高市政権発足に伴って就任し、首相官邸内の重要な意思決定に関わってきた。
保守系の議員連盟に所属するなど、高市首相と政治的な立場も近い。朝日新聞は、高市首相が側近の木原氏を引き続き要職に置くべきだと判断したと伝えた。

読売新聞は3日、高市首相が鈴木俊一自民党幹事長と麻生太郎副総裁を留任させる意向を固めたと、複数の党関係者の話として報じた。
高市首相は、鈴木幹事長が指揮した2月の衆議院選挙で自民党が大勝したことなど、その実績を高く評価しているという。
鈴木幹事長は昨年10月の高市政権発足時に就任し、安定した党運営を続けてきた。党内では、留任が当然だとの声も出ている。
鈴木幹事長は麻生副総裁の義弟で、自民党内で唯一存続する派閥を率いる麻生氏の麻生派に所属している。
高市首相には、鈴木幹事長と麻生副総裁の協力を引き続き得ることで、党内基盤を強化する狙いがあるとみられる。先月25日には首相官邸で麻生副総裁と会談しており、人事について意見を交わしたとの見方が出ている。
鈴木幹事長と麻生副総裁はいずれも財務相を務めた経験がある。両氏は、高市首相が主導した2年間限定の食料品に対する消費税率引き下げについて、財政規律の観点から慎重な立場を示していたが、最終的には首相の意向を受け入れた。鈴木幹事長は、党内の意見集約にも力を尽くした。
一方、慎重に人選を進めるには時間が必要なことから、高市首相が今月末にニューヨークで開かれる国連総会に出席した後、内閣改造と党役員人事を行う可能性もあるとNHKは伝えた。

