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2026年9月14日(月) 東京 --

米軍の最新鋭無人潜水艇がイランの手に…米軍「旧型」、専門メディアは「最新型」

海外メディア「イラン、米アンドゥリルのUUVを拿捕」

米軍「故障した状態で漂流していた旧型にすぎない」

軍事専門メディア「米軍が運用中の最新型システムであることは事実」

引用:米海軍
引用:米海軍

イラン革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡で拿捕したと主張している無人潜水艇が、米国の先端防衛企業アンドゥリルの製品であることが確認された。

米軍事メディアのザ・ウォー・ゾーンは9日(現地時間)、「米海軍が最先端の無人潜水艇(UUV)を失い、現在はイランの手に渡ったとみられる」とし、「イラン当局は同日、米国のUUV『ダイブLD(Dive-LD)』をほぼ完全な状態で引き揚げたと明らかにした」と報じた。

アンドゥリルが製造したダイブLDは大型の自律型無人潜水艇で、米海軍が水中偵察や情報収集、機雷戦など危険な水中任務に人員の代わりに投入するため運用してきた。アンドゥリルが昨年4月に初めて米海軍にダイブLDを納入しただけに、今回拿捕されたプラットフォームは米海軍にとっても非常に新しい無人水中戦力と評価されている。

引用:プレスTV
引用:プレスTV

これに先立ち、米軍はイランによる海上機雷の除去のため、UUVを活用していると明らかにしていた。

イラン国営メディアは前日、「この潜水艇はアンドゥリルが製造したダイブLDだ」と確認し、革命防衛隊も「我々はホルムズ海峡の入り口で、テロリストである米軍の最も近代的かつ知能化された無人潜水艇の一つを捕獲した。この潜水艇には最先端技術が搭載されている」と明らかにした。

革命防衛隊が公開した映像を見ると、無人艇1隻が成人の足首ほどの深さの浅瀬で浮かんでおり、イラン側の関係者とみられる男性がこれを見ている。外部には何かに擦れたような跡が見られるものの、破損したり損傷したりした様子は見られない。この無人艇はロープにつながれて引き揚げられた。

米軍「故障した状態で漂流していた旧型にすぎない」

イランが米軍の最新型無人潜水艇を拿捕したとの主張に対し、米軍側は強く反論した。

中東での作戦を率いる米中央軍(CENTCOM)の報道官、ティム・ホーキンス海軍大佐は8日、「この水中無人艇は、域内の軍事作戦を支援するため海域を調査していた際、1日以上前に故障したものだ」とし、「旧型モデルである上、機密性の高いソナーやレーダー装備も搭載していない」と明らかにした。

米軍側の説明によると、米軍が前日までイラン海域付近で運用していた海上無人艇がイランに拿捕されたこと自体は事実と確認された形だ。米軍は拿捕された機種や製造企業について具体的な情報を公開していないが、製造企業のアンドゥリル側は喪失した事実を認めた。

アンドゥリル側は報道官を通じ、「ダイブLDは、消耗可能な自律システムとして設計段階から機体を失う可能性が予想される危険な環境で運用されるよう製造された。このシステムの目的は、海底任務で最も危険な部分に戦闘員を投入しないようにすることだ」と説明した。

続けて、「ダイブLDはすでに中央軍で数か月にわたる作戦中に数千時間運用され、『相当な価値(significant value)』を実証した」と付け加えた。

実際、ザ・ウォー・ゾーンは「ダイブLDは最大6,000メートルまで潜水でき、構成によっては最大10日間、海上にとどまることができる」とし、「この無人潜水艇は、作戦環境の事前情報収集(IPOE)、一般情報収集、監視・偵察(ISR)、機雷戦、水中での精密な物体配置など、さまざまな軍事任務に合わせて構成できる」と説明した。

続けて、「IPOEとは、今後の作戦計画の一環として、特定地域についてさまざまな種類の情報を収集することを意味する」と付け加えた。

米軍事専門メディアのディフェンス・スクープは、2024年のダイブLDの1隻当たりの価格が約250万ドル(約3億8,000万円)だったと伝えた。ダイブLDはもともと米国企業ダイブ・テクノロジーズが開発したもので、同社はその後アンドゥリルに買収された。

「ダイブLD、米軍の最新型システムであることは事実」

現在、米海軍は中東海域でイランの機雷を除去する任務を遂行している中、ダイブLDが再びイランに拿捕される可能性も指摘されている。

ザ・ウォー・ゾーンは「10日間の作戦継続時間を持つダイブLDは、ホルムズ海峡から遠く離れた友好国の港を含む複数の場所から出発させ、任務地域まで移動させることができた可能性がある」と明らかにした。

引用:米海軍
引用:米海軍

米国がアクセスできる湾岸地域または周辺の友好国の港・海軍基地から出発させた後、自ら移動してホルムズ海峡周辺に到着するよう運用することも可能だという意味に解釈される。この場合、故障したダイブLDなどの無人艇が単独で漂流し、イランに拿捕される事例が再び発生する可能性がある。

さらに、「米軍の主張どおり」この無人艇に機微な任務システムが搭載されていなかったとしても、イランが完全な状態のダイブLDを入手したことには重要な意味があるとの評価も出ている。

ザ・ウォー・ゾーンは、「この機種は消耗可能なように(損失を許容できるように)設計されているため、精巧な最先端技術とはいえないが、現在米軍が運用している先進的な最新型システムであることは事実だ」とし、「したがって、ダイブLDの性能と限界に関する情報は、イランをはじめとする複数の国にとって明らかに重要な関心事だ」と指摘した。

続けて、「イランがダイブLDを回収する前、あるいは回収する間に破壊されなかったという事実は、米軍がそれ以前にダイブLDの位置を完全には把握できていなかったことを示唆する」と付け加えた。

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