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2026年8月21日(金) 東京 --

「Appleが耳に“目”を与える」カメラ搭載AirPods、Siriが現実世界を理解する時代へ

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

Appleがカメラを内蔵したAirPodsを2つのコードネームで開発しているとの報道が出た。ナインツーファイブマック(9to5Mac)によると、Appleはコードネーム「B798」と「B790」で呼ばれるカメラ搭載AirPodsを、それぞれ異なる時期の発売に向けて開発している。B798は引き続き2027年の発売を目指している一方、B790は早ければ9月にも発表される可能性があるという。カメラ搭載AirPodsは、Siriに周囲の視覚情報を提供するApple初のAI搭載ウェアラブルとして注目されている。名称は「AirPods Pro 4」または「AirPods Ultra」になる可能性があるが、現時点では確定していない。

コードネーム「B798」「B790」、発売時期が分かれる

ナインツーファイブマックが引用したパワーオン(Power On)ニュースレターによると、Appleは数年間にわたりコード名B798でカメラ搭載AirPodsを開発してきた。この製品はもともと2026年の発売が予定されていたが、2027年に一度延期された。Appleは内部で同じ製品の複数の開発案を同時に作成しているとされており、B790がその別の軸だ。

報道によると、B790はiOS 27のコードにすでに関連の痕跡が発見されており、Apple内部のロードマップには今年中にデビューする予定が組まれている。開発者のサム・ヘンリー・ゴールド(Sam Henri Gold)は先月、iOS 27ベータ2でB790に関連する痕跡を初めて確認したと伝えられている。ナインツーファイブマックは早ければ9月にもカメラ搭載AirPodsの初バージョンを見ることができると予測している。ただし、B790とB798の具体的な違いや2つのバージョンがすべて実際に発売されるかどうかはまだ不明だ。

ステムに赤外線カメラ、データ転送時にLED点灯

デザイン面では現在のAirPodsプロ3と大きく異ならないと見られている。マクルーマーズ(MacRumors)によると、カメラはステム(棒状部分)に内蔵され、イヤーバッドや充電ケースのサイズ・形状・装着感はステムの変更を除けば大体維持される。ナインツーファイブマックが伝えた以前の報道でも、カメラを搭載するためにステムがAirPodsプロよりも少し長くなるという観測が出ていた。

カメラはフェイスID(Face ID)に使用されるものと似た超小型赤外線カメラが有力だ。視覚データがクラウドに送信される際にはLEDが点灯し、周囲の人々にカメラが作動中であることを知らせる方式が採用されると見られている。両媒体ともこのLED表示機能を共通して言及しており、信頼性の高い設計要素と見なされている。

写真撮影はできないがSiriに視覚情報を与える

このカメラの目的は写真や動画の撮影ではなく、Siriに着用者の周囲情報を伝えることだ。マクルーマーズは利用者が実際に写真・動画を撮影するためにカメラを使用するのは難しいと伝えた。代わりにSiriは着用者がどこにいて周囲に何があるのかをより正確に把握し、物に関する質問に答えたり、歩行中により精密な道案内、状況に応じた通知、3Dマッピングなどに活用できる。

iPhoneにはすでに植物・動物・ランドマーク・美術品・書籍などを認識するビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)機能が搭載されている。カメラ搭載AirPodsはカメラアプリを別に起動せずともこのビジュアルインテリジェンスにデータを供給する役割を果たすことになる。Siriにデータを渡す構造のため、Appleインテリジェンス(Apple Intelligence)をサポートするiPhone、すなわちiPhone 15プロ以降の機器が必要となる。

名称・価格未定、H3チップまで絡む要素

製品名もまだ整理されていない。初期には完全に新しいモデルではなく別のラインとして登場するとの観測があったが、発売時期が変わったことで今はAirPodsプロラインの一部に組み込まれる可能性が高まった。マクルーマーズはAirPodsプロ4またはAirPodsウルトラという名前がすべて候補に挙がっていると伝えた。価格は現在249ドル(約3万9,256円)のAirPodsプロ3よりも上昇すると予想されている。

オーディオ性能に関してはアップグレードされたH3チップが要素だ。Appleが開発中のこのチップは遅延時間の改善と音質の向上をもたらすと予想されており、次世代AirPodsプロで初めて搭載される可能性がある。マクルーマーズはAppleが物を識別できる視覚AIモデルを設計するのに追加の時間が必要だったとし、すでに開発中のiOS 28を通じて新AirPodsをテストしていると報じた。開発が一時中断されたという噂もあるが、この情報が正確かどうかは確認されていない。マクルーマーズはカメラ搭載AirPodsが20周年記念iPhone、2世代目のフォルダブルiPhoneと共に2027年末に発売されるとの予測も同時に発表した。

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