「まるで宇宙の怪物」希少な小惑星ニサを観測…170km先に”衛星”まで存在
「衛星まで従えていた?」…頭が3つあるような希少な小惑星を観測

まるで頭が3つあるような特異な形をした小惑星が、宇宙望遠鏡によって観測された。米宇宙専門メディア「Space.com(スペースドットコム)」など海外メディアは3日(現地時間)、火星と木星の間にある小惑星帯を進みながら自転する小惑星「(44)Nysa」(以下、ニサ)の姿を写真で公開した。
チリにあるVLT(Very Large Telescope)と、米アリゾナ州のLBT(Large Binocular Telescope)が観測したニサは、一般的な球形ではなく、2つの細いくびれが3つの巨大な岩塊をつなぐ独特の形状をしている。このうち最も幅の広い部分の周囲は約75kmで、興味深いことに「衛星」も伴っている。「S/2026(44)1」と命名された直径1kmのこの小さな衛星は、ニサから約170km離れた軌道を安定して公転している。

数え切れないほど存在する小惑星の中で、天文学者がニサに注目する理由は、太陽系で初めて発見された三葉型の小惑星だからだ。2つの天体が結合したピーナッツ型の小惑星は、これまでも複数回発見されてきたが、このように3つの大きな岩塊が結合した小惑星が確認されたのは今回が初めてだ。
米アリゾナ州のローウェル天文台のケイト・ミンカー氏は、「今回撮影されたニサの画像は、非常に特異な天体を捉えている」とした上で、「3つの別々の天体が非常にゆっくりと接近し、ゆっくりと合体して1つの天体になった構造である可能性がある」と説明した。さらに、「ニサのような小惑星を研究することで、太陽系の惑星がどのように形成されたのかを解明できる」と付け加えた。

