円相場、一時159円台後半に下落 米・イラン交渉難航で原油高、日本の貿易収支を懸念

円相場は18日、米国とイランの停戦交渉が難航するなか、国際原油価格の上昇による日本の貿易収支悪化への懸念から円売り・ドル買いが先行し、1ドル=159円台前半に下落して始まった。東京外国為替市場で円相場は同日の午前8時30分時点で1ドル=159.36~159.37円になり、前日の午後5時に比べ0.41円円安となった。
中東戦争の終結を目指し、最終合意の取りまとめを図る60日間の交渉期限は17日に終了した。米国のドナルド・トランプ大統領は同日、交渉期限を延長しない方針を明らかにした。さらにトランプ大統領は、FOXニュースとの電話インタビューで、イランは「降伏するという白旗を掲げなければならない」と警告した。
これに対し、イランも強硬姿勢を示している。イラン当局者は、戦略の中心を防衛から全面的な攻撃へ転換することを示唆した。中東情勢の悪化への懸念から、18日の未明、米WTIの9月渡しは1バレル=85ドル(約1万3,600円)近くまで上昇した。円相場は、午前9時50分時点で0.55円、0.34%下落し、1ドル=159.50~159.51円で取引された。
シドニー外国為替市場では18日の午前8時30分(日本時間午前7時30分)、円相場は海外市場の流れを引き継ぎ、前日に比べ0.11円円安となりた1ドル=159.41~159.42円で始まった。これに先立つ17日(現地時間)のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、14日に比べ0.15円円安となった1ドル=159.45~159.55円で取引を終えた。
イラン戦争を巡る不透明感から国際原油価格が上昇した。原油価格が高止まりすれば日本の貿易収支が悪化するとの警戒感が、円売り・ドル買いを誘った。停戦交渉の期限は17日に終了したが、トランプ大統領は期限延長を模索しない考えを明らかにし、イランも強硬姿勢を示した。
東京外国為替市場で18日、円はユーロに対して下落している。午前9時49分時点で1ユーロ=184.71~184.73円になり、前日に比べ0.23円、0.12%下落した。ユーロはドルに対して下落している。午前9時49分時点で1ユーロ=1.1579~1.1581ドル(約184.69~184.72円)になり、前日に比べ0.0027ドル(約0.43円)、0.23%下落した。
