「2日ぶり再空爆」米軍がイラン南部を攻撃、ホルムズ海峡ではタンカー2隻被弾

米軍が2日ぶりにイラン南部への空爆を再開する中、結婚式が開かれていた住宅が攻撃を受け、子どもを含む4人が死亡したと伝えられた。
AP通信とイラン国営IRNA通信が1日(現地時間)に報じたところによると、同日、イラン南部ホルモズガン州シーリーク郡クーヘスタークで、結婚式が行われていた民家が米軍の攻撃を受けた。
現地メディアが公開した映像では、攻撃を受けた住宅は原形をとどめないほど破壊されている。現場では救助隊員や、ショックを受けた表情を見せる住民らが、がれきだけが残った住宅跡を慌ただしく行き来する様子も確認できる。
現地メディアは「当時、該当住宅では結婚式が行われていた。結婚式が盛況に進行していた中、米軍のミサイル攻撃とそれによる破片が落ちてきて子供を含む4人が死亡した」と伝えた。
中東作戦を担当する米中央軍(CENTCOM)はこの日「米軍は米東部時間の正午にイランIRGCの標的に対する攻撃を開始した」と明らかにした。イランメディアはバンダルアッバースやゲシュム島、アサルーヤなど南部のいくつかの地域と民間空港・港湾施設も攻撃を受けたと主張した。
米軍のイランに対する攻撃は8月30日ホルムズ海峡にあるララク島内のIRGC機雷設置用ロケット発射台2か所を攻撃した後、2日ぶりに行われたものだ。
現地メディアは「当時、この住宅では結婚式が行われていた。式の最中に米軍のミサイル攻撃を受け、飛散した破片などにより、子どもを含む4人が死亡した」と伝えた。
中東地域での作戦を指揮する米中央軍(CENTCOM)は同日、「米軍は米東部時間の正午、イラン革命防衛隊(IRGC)の標的に対する攻撃を開始した」と発表した。
イランメディアは、バンダルアバスやゲシュム島、アサルーイェなど南部の複数地域に加え、民間空港や港湾施設も攻撃を受けたと主張している。
米軍によるイランへの攻撃は、先月30日にホルムズ海峡のララク島にあるIRGCの機雷敷設用ロケット発射台2基を攻撃して以来、2日ぶりとなる。
イラン「米国に報復攻撃、米兵も死亡」と主張
イラン革命防衛隊は、中東各地にある米軍基地や関連施設を標的とした報復作戦に乗り出した。
革命防衛隊は同日の声明で、「侵略者に骨身にしみる後悔を味わわせる報復をすでに開始した」としたうえで、「最初の措置として、新型防空システムを使用し、米侵略軍の最新鋭MQ-9ドローンの50機目を撃墜した」と主張した。
さらに、その後発表した声明では、革命防衛隊が弾道ミサイルでヨルダン国内の米軍基地を攻撃したと明らかにした。
イラン軍が大規模なドローン攻撃でバーレーンにある米軍基地を攻撃したとの現地メディアの報道も出ている。

ロイター通信によると、革命防衛隊は声明で、今回の攻撃によって複数の米兵が死亡したと主張した。ただ、米軍側は現時点で、この主張について見解を示していない。
革命防衛隊は結婚式会場への攻撃にも言及し、「結婚式が行われていたホルモズガン州を空爆した卑劣で邪悪な米国の敵に、壊滅的かつ致命的な打撃を与える」と強調した。
これとは別に、イランはホルムズ海峡を航行していたタンカー2隻を攻撃した。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)は先月31日、海上警備の専門家らの分析を引用し、「韓国の海運会社・長錦商船(SINOKOR)が所有する船舶1隻を含むタンカー2隻が攻撃を受けた」と報じた。
具体的には、長錦商船が所有する「セネガル・プロスペリティ」号と、サウジアラビアが所有するタンカー「シドル」号が攻撃を受けたという。
FTは「韓国の長錦商船は、船舶への攻撃に関する確認要請にまだ回答していない」と付け加えた。
「イラン、ロケットで投射する新型機雷を保有か」
これに先立ち、米軍は先月30日、ホルムズ海峡のララク島にある革命防衛隊の機雷敷設用ロケット発射台2基を攻撃し、双方の衝突が再び始まった。
米軍が再び空爆に踏み切った背景には、イランが保有する「新型機雷」があるとの分析も出ている。
米中央軍のティム・ホーキンス大佐はララク島への攻撃について、「革命防衛隊がホルムズ海峡に向け、機雷を搭載したロケット弾を発射しようとしている兆候を確認した」と説明し、「機雷敷設用のロケット発射台2基を攻撃した」と明らかにした。

一般的に機雷は、機雷敷設艦や潜水艦を使って海中に設置するほか、航空機からパラシュートを付けて海上へ投下する方法などが用いられる。
現在、イランは人が船体に直接取り付ける小型のリムペット機雷(吸着機雷)から、大型船舶を沈没させることが可能な大型機雷まで、さまざまな種類を保有しているとされる。
しかし、今回、米中央軍が言及した「機雷を搭載したロケット」は、従来の方式とは大きく異なる珍しいタイプだとの分析が出ている。地上からロケットを発射し、機雷を海上に投下する方式だからだ。
実際、昨年1月には海運・海洋産業専門メディア「マリタイム・エグゼクティブ」が、イラン軍が訓練中に「単一の浮遊機雷」を海中に散布できるファジュル5ロケットの派生型を実演したと報じている。
この方式はロケットの口径に制約があるため、大型機雷を設置することは難しく、大型タンカーに深刻な損害を与える能力は限定的とみられる。
一方、小型船舶にとっては十分な脅威になり得るとの指摘も出ている。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「米軍の発表が事実かどうかを独自に検証することはできなかった」としながらも、「仮に米軍の説明が事実であれば、イランが極めて異例な新型機雷を新たに保有していることを意味する」と分析した。
