メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ
2026年9月10日(木) 東京 --

戦時下なのに金庫には札束びっしり…ゼレンスキー政権にまた「汚職問題」

詐欺コールセンター・資金洗浄事件で検察高官の関与疑惑…検察総長は「政治的対立の道具になりたくない」と辞意

引用:NABU
引用:NABU

ロシアとの戦争が続くウクライナで、検察組織を巡る大規模な汚職疑惑が浮上した。反汚職当局が詐欺コールセンターやマネーロンダリング組織を捜査する過程で、100ドル(約1万5,000円)紙幣の束が詰まった金庫の写真を公開し、検察高官が拘束されたのに続き、検察総長まで辞意を表明した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にとっても、新たな政治的負担となる様相だ。

8日(現地時間)、英紙テレグラフなどによると、ウクライナ捜査当局は最近、ルスラン・クラフチェンコ検察総長の執務室を家宅捜索した。検察総長室に所属する高官が関与しているとみられるマネーロンダリング事件を調べるためだ。

捜査の中心には電話詐欺コールセンターがある。ウクライナ国家汚職対策局(NABU)と特別汚職対策検察(SAP)は、検察組織とつながりがあるとみられる一味が数百万フリヴニャを資金洗浄し、電話詐欺コールセンターを庇護する見返りに金銭を受け取っていたとみている。捜査当局は、犯罪収益で宝石や高級不動産などを購入した形跡も把握した。

引用:NABU
引用:NABU

特に、反汚職当局が公開した写真には、金庫の中を埋め尽くす100ドル紙幣の束が写っている。戦争の長期化で巨額の負担を強いられているウクライナの現実と対比され、現地でも汚職問題への批判が強まる可能性がある。

捜査当局は、検察総長室国際協力部門のセルヒイ・クロピヴァ副責任者を拘束した。捜査チームは、この事件に関与した人物5人を追跡していると明らかにしたが、具体的な身元はすべて公表していない。

「関与疑惑は根拠なし」…わずか1日で辞任表明

引用:ロイター通信
引用:ロイター通信

クラフチェンコ検察総長は、自身が犯罪組織と関係しているとの疑惑を否定した。関連する主張について「全く根拠がない」と一蹴し、当初は辞任する考えはないと表明していた。

しかし、その後立場を変え、辞任すると発表した。辞任の背景について、検察総長の職が政治的対立の道具として利用されることは望まないとの考えを示した。ウクライナ政府は、クラフチェンコ検察総長の辞任について直ちに公式見解を示さなかった。

今回の事件がゼレンスキー大統領本人の不正に直接つながるとの情報は、現時点では出ていない。ただ、戦争の最中にも高官を巡る汚職疑惑が相次ぐ中、ゼレンスキー政権が政治的な負担を避けるのは難しいとみられる。

ウクライナでは2025年から、大統領側近や政府高官を対象とした反汚職捜査が続いている。これに先立ち、ゼレンスキー大統領府の高官イリナ・ムドラ氏も、マネーロンダリング疑惑の捜査過程で自宅を家宅捜索された後、8月に解任された。

戦時下で繰り返される汚職問題…ゼレンスキー大統領に負担

引用:ロイター通信
引用:ロイター通信

汚職問題は軍需分野でも浮上している。ニューヨーク・タイムズ(NYT)の調査によると、ウクライナの主要な軍需企業のうち、相当数が詐欺や汚職、契約不履行の疑いで捜査を受けながらも、政府事業を新たに受注していた。該当企業は関連する疑惑を否定した。

ウクライナ政府の内部監査では、2024年に詐欺や浪費、管理不備などによって生じた損失が12億ドル(約1,843億6,000万円)に達したと集計された。戦争遂行のため西側から巨額の軍事・財政支援を受けている状況で、汚職撲滅の問題はゼレンスキー政権への信頼にも直結する問題だ。

今回の騒動は、ロシアがキーウに対する大規模なミサイル・ドローン攻撃を再開した時期に浮上した。ロシア軍の空襲で首都に死傷者が出て、防空網強化の必要性が高まる中、ウクライナ国内では再び高官を巡る汚職問題が政界を揺るがしている。

最終更新:

注目ニュース

こんな記事も

Google検索で優先表示

話題

  • 中国の太陽光独走に挑戦状…日本、耐久性を高めた次世代太陽電池を開発

    テクノロジー 

  • ロシア南部ソチにウクライナの無人水上艇攻撃、8人負傷

    政治 

  • Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」発表

    政治 

  • 国連事務総長、週末だけで27人死亡・63人負傷のレバノン攻撃を非難…「直ちに停止を」

    政治 

  • 習近平氏・プーチン氏、北朝鮮の建国記念日に金正恩氏へ祝電…「戦略的関係」を強調

    政治