火を噴くロシアの「悪魔の兵器」にドローンが突進…発射中に大爆発
ウクライナ第33旅団、TOS-1A攻撃映像を公開
ロケット発射中の車両に接近…被弾後に巨大な爆発

ロケットを発射していたロシア軍の「悪魔の兵器」が、ウクライナのドローンによる攻撃を受ける映像が公開された。ウクライナ軍は、ロシア軍のTOS-1A「ソルンツェピョーク」サーモバリック弾発射システムを破壊したと発表した。
14日(現地時間)、ウクライナの軍事専門メディア、ディフェンス・エクスプレスによると、ウクライナ第33独立機械化旅団は、傘下の「レギオン」無人システム大隊がTOS-1Aを攻撃する映像を公開した。
映像には、ロシア軍の車両がロケットを発射する様子が映っている。ドローンは発射装置を展開した車両に接近し、攻撃後には画面に大きな閃光と爆発が映し出された。
今回の攻撃は、ロシア軍が兵器を移動させている時や隠している時ではなく、射撃中を狙った点が注目される。ただ、正確な撮影日時や場所は公表されていない。
ロケット発射中の車両狙う…被弾後に大爆発

ディフェンス・エクスプレスは、攻撃直後に起きた爆発を根拠に、車両に残っていた弾薬が誘爆した可能性を指摘した。発射システムそのものだけでなく、搭載していたロケットも同時に爆発した可能性があるとの見方だ。
ただ、映像だけでは爆発の原因や残っていた弾薬の量を特定することはできない。ウクライナ軍は車両を破壊したと発表したが、実際の損傷の程度や乗員の被害については独立した確認が取れていない。
「悪魔の兵器」と呼ばれるサーモバリック弾…塹壕・掩体壕を標的
TOS-1Aは、戦車の車体に220mmロケット発射管24本を搭載した兵器である。ロシアはこれを「重火炎放射システム」に分類している。一般的な火炎放射器のように炎を直接噴射するのではなく、サーモバリック弾頭を備えたロケットを発射する。
サーモバリック弾は、爆発時に生じる高熱と強い圧力波によって、塹壕や掩体壕などにいる兵員に被害を与える。こうした破壊力から、メディアでは「悪魔の兵器」とも呼ばれている。
TOS-1Aは特定の地域に強力な火力を集中できる一方、長距離ロケット砲より射程が短いため、前線近くで運用する必要がある。今回の映像は、射撃中のサーモバリック弾発射システムも、接近するドローンの標的になり得ることを示している。
