米軍、イラン革命防衛隊への攻撃開始 トランプ氏「最大規模の攻撃はまだ」

米軍は1日、イラン革命防衛隊(IRGC)の関連施設に対する攻撃を開始した。ドナルド・トランプ米大統領は、今回を上回る規模の攻撃も準備しているとして、イランが報復すればさらに強力な攻撃を加えると警告した。
イランでの軍事作戦を統括する米中央軍(CENTCOM)は同日、「米軍は米東部時間正午(日本時間2日午前1時)、IRGCの標的に対する攻撃を開始した」と発表した。
今回の攻撃について、IRGCが最近、ホルムズ海峡を航行する民間船舶や周辺地域に配備された米兵への攻撃を試みたことに対する措置だと説明した。
2日間で2度目の攻撃
米軍によるイランへの攻撃は、先月30日にホルムズ海峡のララク島にあるIRGCの機雷敷設用ロケット発射台2カ所を攻撃して以来、2日ぶりとなる。
30日の攻撃後、イランはヨルダンにある米軍基地2カ所に向けてミサイルを発射した。基地の関連設備や整備施設、戦闘機格納庫などを狙ったとされる。
今回の米軍の攻撃は、イランによるミサイル攻撃への報復とみられる。トランプ氏は前日、FOXニュース記者との電話で、イランに対する強力な攻撃を予告していた。
イラン国営放送IRNBは、主要港がある南部バンダルアバスと、ホルムズ海峡に浮かぶケシュム島で爆発音が聞こえたと報じた。
「最大規模の攻撃はまだ控えている」
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「今回の攻撃は大規模かつ強力なものだ」と表明した。
攻撃の理由について、イランがホルムズ海峡に機雷を敷設しようとしたことと、ヨルダンの米軍基地に向けてミサイル8発を発射したことへの報復だと説明した。ミサイルはすべて迎撃したと主張した。
そのうえで「失敗した国家であるイランが、正当な攻撃に報復すれば、さらに強力で高度な攻撃を受けることになる」と警告した。
さらに「それでも最大規模の攻撃ではない。最大の攻撃はまだ控えており、それが終われば、イランにはほとんど痕跡も残らないだろう」と述べた。
FOXニュースのトレイ・イングスト記者との通話でも、「3回目の攻撃が行われれば、イランは国家として壊滅する」と語ったと伝えられた。
イランとの和解を否定
米国とイランが約1カ月ぶりに軍事衝突を再開するなか、トランプ氏はイランと和解する可能性について、「彼らとの和解は紙くず同然だ。われわれは多くの機会を与えた」と述べた。
ホルムズ海峡の自由な航行を脅かす行動に対する限定的な軍事攻撃や、イランの資金源を遮断する「経済的孤立作戦」、海上封鎖などを継続する意向を示した。
スコット・ベセント米財務長官は、ノースカロライナ州で開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相会議で、ホルムズ海峡について「2年以内に重要性を失う海域になる」と述べた。
さらに「2年以内に同海峡を迂回するルートが整備され、原油は陸上のパイプラインを通じて輸送されるようになる」との見通しを示した。
