プーチン大統領の不気味な警告…「欧州がウクライナに派兵すれば、ロシアとの戦争を意味する」

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナを支援しようとする西側諸国に強い警告を発した。11日(現地時間)、新興国グループのBRICS首脳会議に出席したプーチン大統領は記者団に対し、「欧州各国政府は、ウクライナへの部隊派遣を検討していると述べている。これはロシアとの戦争を意味する」と語った。さらに「ロシアは欧州にいかなる脅威も与えていない。そのような脅威は存在せず、過去にもなかった」とした上で、「われわれには欧州と対立する理由がまったくないという事実を、誰も考慮すらしていない」と主張した。
また、プーチン大統領は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指していることを「血のクーデター」と位置づけ、これが現在の事態の根本原因だと強調した。

プーチン大統領が欧州の一部の国による派兵を巡る議論をけん制した今回の発言は、現在、英国とフランスが主導する、ウクライナに多国籍軍(平和維持部隊および軍事訓練要員)を派遣して安全保障を支える構想に対する先制的な警告メッセージとみられる。また、ロシアはウクライナ領内にNATOや欧州諸国の正規軍が足を踏み入れること自体を、深刻な安全保障上の脅威とみている。
一方、中国とロシアが主導する非西側の新興国グループBRICSの加盟国首脳は12日、インド・ニューデリーで会議を開き、中東地域での紛争を巡って自制を求める内容を盛り込んだ共同声明を全会一致で採択した。首脳らは共同声明で「われわれは中東地域の緊張が引き続き高まっていることに深い懸念を表明する」とし、「最大限の自制を求め、状況をさらに悪化させる可能性のある行動を避けるよう呼び掛ける」と表明した。

特にプーチン大統領は、グローバル・サウス(主に南半球に位置する新興国や途上国の総称)の国々を含め、国連安全保障理事会を拡大する必要があると訴えた。「われわれは国連の活動の質を高めるため、志を同じくするBRICS加盟国と引き続き協力していく必要があると考える」とし、「当然ながら、安全保障理事会の拡大、特にアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の代表性を高めることが、その実現に役立つ」と述べた。

