イラン国営テレビ、トランプ氏の20歳の末子に1000万ドルの懸賞金を示唆 米大統領警護隊が調査

イランが最近、ドナルド・トランプ米大統領の末息子、バロン・トランプ氏(20)の殺害を示唆する動画を公開した。イラン国営メディアがバロン氏を標的とする内容を報じたのは今回が初めてだ。米大統領警護隊(シークレットサービス)は調査に乗り出した。
イラン国営放送イラン国営テレビ(IRIB)が最近公開した約3分間の動画には、米ニューヨークのトランプタワーや大学など、バロン氏が頻繁に訪れる場所のほか、親しい知人らに関する情報が盛り込まれていた。洗練された3Dグラフィックスで構成された動画には、バロン氏が警護員の目を盗んでゲームをしているとして、そのアカウントを追跡する方法や、一緒に過ごす友人を利用する方法なども盛り込まれていた。動画はバロン氏に1,000万ドル(約16億円)の懸賞金がかけられていると主張した。
バロン氏は、トランプ大統領の3男2女のうち末っ子で、メラニア・トランプ米大統領夫人との間では唯一の子どもである。今年20歳で、2024年にニューヨーク大学(NYU)スターン経営学部に入学し、現在は大学生だ。
これについて、米大統領警護隊のネイト・ヘリング報道官は「シークレットサービスはこの動画を把握しており、警護対象者への脅威と受け取られる可能性のあるあらゆる事案を調査している」としたうえで、「作戦上の安全確保のため、警護に関する情報は公表しない」と述べた。
これに先立ち、今年2月28日のイラン戦争開戦時に最高指導者アリー・ハメネイ師とその家族の多くが死亡したことを受け、イランの強硬派メディアはトランプ大統領やその家族を脅迫する内容を繰り返し報じた。ただ、バロン氏に対する暗殺の脅迫が公然と行われたのは今回が初めてとみられると、CNNは伝えた。
トランプ大統領は先月、トルコのアンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した際、イランによる暗殺の脅威に言及し、「私はどんなリストにも載っている。これまでは少し運が良かったが、おそらくそれも長くは続かないかもしれない。彼らは邪悪で正気ではない人々だ」と話していた。


