トランプ氏「いつでもイラン追加攻撃の用意」中間選挙の影響を否定

ドナルド・トランプ米大統領は2日(現地時間)、必要と判断すれば、いつでもイランに追加攻撃を行う可能性があると警告した。戦争は長期化しないとの見通しを示す一方、11月の中間選挙の日程に左右されることはないと強調した。
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、イランについて「昨夜、非常に強力な攻撃を行った」と述べた。そのうえで「われわれは、望む時にいつでも新たな空爆を実施できる態勢を整えている」と語った。
米軍は前日、イラン革命防衛隊(IRGC)の防空網やレーダー基地、海上戦力と関連施設、機雷敷設能力、通信拠点など、100カ所を標的とする大規模な空爆を実施した。標的にはイランのタンカーも含まれていたと伝えられている。
これに対し、イランはヨルダンにある米軍基地への報復攻撃に踏み切った。トランプ大統領はさらなる攻撃の可能性を示したものの、実際に追加の報復攻撃を行うかどうかは明言しなかった。
米国とイランは1カ月余りにわたって互いへの攻撃を停止していたが、先月30日の米軍による空爆をきっかけに、武力衝突が再開した。
トランプ大統領は攻撃の理由について、イランがレーダーやミサイルのシステムを再建し、機雷を散布するためのミサイルを製造しようとしていたためだと説明した。先月30日の米軍による空爆に対し、イランがヨルダンの米軍基地を攻撃したことも理由に挙げた。
衝突の再開によって国際原油価格が急騰すれば、米国内のガソリン価格も再び上昇する可能性がある。原油高は、11月の中間選挙で共和党に不利に働くとの見方が出ている。
ただ、トランプ大統領は選挙日程を意識して、戦争の終結を急ぐ考えはないと明言した。
「極めて単純なことだ。この状況が終わる時、イランは核兵器を保有できなくなる。それまで長い時間はかからないだろう」と述べ、「彼らがどれほど持ちこたえられるかは分からない」と語った。
続けて「私は選挙に左右されない。選挙に出るのは私ではなく、共和党だからだ」と説明。「私は共和党を支援するが、党もまた、イランによる核兵器の保有をわれわれが認めないことを理解している」と付け加えた。
一方、トランプ大統領は前日、SNSに「イラン国民はいつ立ち上がって戦うのか」と投稿していた。イラン国民による政権への抵抗を支援するため、武器を提供する計画があるかと問われると、「それについて言及するのは適切ではない」と回答を避けた。
そのうえで「イラン政権は日に日に弱体化している。いずれ、自国民に銃を向けることもできなくなるだろう。国民がもう我慢できないと考えるようになるからだ」と述べた。
さらに「私があの質問を投げかけたのは、今がその時だからだ」と付け加えた。

