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2026年8月21日(金) 東京 --

イラン、撃墜した米軍F-15Eの残骸公開 機体は「DUDE 44」と特定

4月にイラン上空で撃墜…乗員2人は救助

残骸の分析で米空軍F-15E「DUDE 44」と特定

引用:イラン国営メディア
引用:イラン国営メディア

イランが4月に自国上空で撃墜された米空軍F-15E ストライクイーグルの残骸を地下施設に展示した様子が公開された。当時、米国がイラン上空の制空権を掌握したと強調していた状況下で発生した初の有人戦闘機の損失という点で、象徴性の大きい事件だった。最近公開された残骸を分析した結果、具体的な機体番号とコールサインまで確認された。

米CNNは8日(現地時間)、イランが撃墜されたF-15Eをはじめ、米国・イスラエルの航空機の残骸を地下施設に展示したと報じた。展示場には激しく損傷したF-15Eのキャノピーや射出座席、胴体の一部が置かれ、MQ-1 プレデターとMQ-9 リーパーの無人機の残骸も併せて展示された。

特にF-15Eの残骸に残されたマーキングを分析した結果、該当機は米空軍の機体番号00-3000、コールサイン「DUDE 44」と確認された。この機体は英国のレイクンヒース空軍基地に駐留する米空軍第48戦闘航空団所属とされている。

残骸のマーキングから判明した「DUDE 44」

引用:イラン国営メディア
引用:イラン国営メディア

「DUDE 44」は4月、イラン上空で戦闘任務を遂行中に撃墜されたF-15Eだ。ロイター通信は当時、米国とイランの当局者の話として、2人乗りのF-15Eがイラン軍の攻撃を受けて墜落したと報じた。これは米国・イスラエルによる対イラン空爆が始まって以降、イラン軍が米軍の有人戦闘機を撃墜した初の事例だった。

米中央軍(CENTCOM)はその後、F-15Eが4月2日の戦闘任務中に撃墜され、米軍が2日間にわたる捜索・救助作戦の末、乗員2人をともに救出したと公式発表した。2人の乗員はそれぞれ異なる場所で救助された。

救助の過程も順調ではなかった。ロイター通信によると、乗員の1人は先に救出されたが、もう1人はイラン内陸部に残され、しばらく所在が確認できなかった。米軍特殊部隊はイラン軍の捜索網を避けながら救助作戦を展開し、作戦に投入されたブラックホークヘリコプターもイラン軍の攻撃を受けた。米軍は最終的に2人目の乗員も救出し、捕虜となる事態を免れた。

今回公開された機体番号00-3000の機体は、以前にも実戦での記録を残していた。航空専門メディアのThe Aviationistは、この機体が過去の中東配備期間中、AIM-9X サイドワインダー空対空ミサイルを使ってドローンを少なくとも9機撃墜した記録があると伝えた。

「完全な制空権」主張後に起きた撃墜

F-15Eの撃墜は、当時、米国がイランの防空能力を事実上無力化したと強調していた時期に発生したという点でも注目を集めた。

ロイター通信は当時、ドナルド・トランプ米大統領とピート・ヘグセス米国防長官が、米軍がイラン領空を事実上掌握したと強調する中でF-15Eが撃墜されたと伝えた。米国側の自信とは裏腹に、イランの防空網が依然として米軍機に脅威を与え得ることを示した事件だった。

F-15E ストライクイーグルは米空軍を代表する長距離打撃戦闘機だ。空対空任務とともに低高度侵入や精密な空対地攻撃を遂行するよう設計され、夜間や悪天候でも作戦を行うことができる。米中央軍もF-15Eについて、空対空・空対地任務を同時に遂行する複座型戦闘機と説明している。

イランは今回の展示を通じ、自国の防空網が米国の航空戦力に実際に打撃を与えられたことを強調しようとしているとみられる。米国側も撃墜の事実を確認しているF-15Eの操縦席や胴体の残骸が直接公開されたという点で、宣伝効果も大きいからだ。ただし、展示場に併せて置かれた他の米軍・イスラエル航空機の残骸について、イラン側が主張する撃墜のすべてが独立して確認されているわけではない。

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