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2026年8月21日(金) 東京 --

中国、レアアース輸出で日米に濃淡…日本向け半減、米国にもじわり規制

日本には厳しく、米国には静かに圧力…中国の「レアアースカード」

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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中国は経済報復の中でも特に強力な「レアアースカード」を切り、日本への圧力を強めている

昨年11月、高市早苗首相の「有事の際の台湾介入」発言をきっかけに対立が深まり、中国がレアアースの輸出管理を強化したことが発端となった。

中国が昨年許可制に移行したジスプロシウム、テルビウムなどレアアース7種の今年上半期の対日輸出量は51%減少した。ジスプロシウム、テルビウムなどの戦略物資の輸出は完全に停止した。

中国は高市首相の発言だけでなく、自国が領有権を主張する南シナ海問題でも日本と激しい神経戦を展開している。

中国は日本ほど目立たないが、対米輸出も依然として制限している。米国へのレアアース7種の輸出量は同期間に14%減少した。日本との違いは、輸出のペースと規模を調整している点だ。

対米輸出量は今年3~4月にわずかに増加したが、首脳会談が行われた5月には事実上中断され、6月には6トンにやや回復したに過ぎない。これは2024年の月間最大輸出量157トンと比較すると、依然として大幅な減少傾向にある。

特に半導体製造装置や航空機エンジンコーティングに不可欠なイットリウム(Y)は6月も輸出がゼロだった。これは米国の先端産業や軍事力に狙いを定めた「精密打撃」だとの分析がある。

ブルームバーグは、レアアース磁石の対米輸出量は2022~2024年の平均より約20%減少したと伝えた。レアアース磁石は電気自動車のモーター、風力タービン、スマートフォンなど先端産業に不可欠だ。

昨年5月の米中首脳会談でレアアースの輸出規制緩和に合意したものの、状況が多少改善したにすぎず、米国が満足できる水準にはほど遠い。

スコット・ベッセント米財務長官が最近、レアアースが自由に流通していないと述べたのもこのためだ。

中国は米国のロボット新モデルの輸入全面禁止など貿易制裁に対抗する過程で、レアアースを直接強調することは避けている。公然たる制裁は両国間の貿易戦争を激化させかねないためだ。

代わりに米国に制限された量だけを輸出し、目立たない形で圧力をかける戦略を取っている。今年9月の習近平国家主席の訪米を前に、米中の貿易対立が深まれば、中国がレアアースの供給を徐々に減らす可能性も否定できない。

米国が重要鉱物のサプライチェーン確保のために30億ドル(約4,782億9,000万円)規模の鉱業プロジェクトを用意したのも、これに対する防御策だ。トランプ大統領は「今後優位を占めるのに必要な資源を敵対的な外国に再び依存しないようにする」と述べた。

しかし、中国が80%以上を占めるレアアースのサプライチェーンを短期間で代替するのは容易ではない状況だ。

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