小泉防衛相、日米韓の安保協力「不可欠」 米韓演習縮小巡り
中国・北朝鮮の動向挙げ地域安保に懸念
ミサイル警戒情報共有や「フリーダム・エッジ」など協力積み重ね

米国のドナルド・トランプ大統領が米韓合同軍事演習の縮小を指示する中、日本の小泉進次郎防衛相が日米韓の安全保障協力の重要性を強調した。
AFP通信やテレビ朝日などの報道によると、オーストラリアを訪問中の小泉防衛相は18日の記者会見で「日米韓の協力は地域の平和と安定のために不可欠だ」と述べた。
小泉防衛相は、トランプ大統領による演習縮小の指示そのものについては直接的な評価を避けた。その一方で、中国による威圧を通じた現状変更の試みや、北朝鮮の核・ミサイル能力の強化などに言及し、地域の安全保障環境は一段と厳しさを増しているとの認識を示した。
日本、米国、韓国は、北朝鮮のミサイル警戒情報をリアルタイムで共有するとともに、3か国による複数領域の共同訓練「フリーダム・エッジ」を実施するなど、実質的な安全保障協力を積み重ねてきた。小泉防衛相は、これまでの協力の枠組みを基盤に、二国間および3か国間の安全保障協力を引き続き深化させる必要があるとの立場を示している。
さらに、小泉防衛相は同日、オーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防相と会談し、防衛協力を一段と拡大することで合意した。
テレビ朝日によると、両国は、日本で試験することが難しい極超音速ミサイルなどの長射程スタンド・オフ・ミサイルについて、オーストラリアの試験場で発射できるよう協力を進めることになった。小泉防衛相は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日豪の防衛協力を強化することは、地域の平和と安定にとって重要だ」と強調している。
両国は、豪海軍が導入する日本の「もがみ型」護衛艦の能力向上型をめぐる事業や共同訓練でも、協力を継続することで一致した。小泉防衛相は、日豪だけでなく、米国を含む多国間訓練や防衛協力についても、さらに強化していく意向を示した。

