ネパール洪水で日本人5人と連絡取れず 高市首相も情報提供呼びかけ

ネパール中北部のヒマラヤ山岳地帯で発生した大規模な洪水により、日本人5人と連絡が取れなくなっている。27日の共同通信社によると、在ネパール日本国大使館は、前日にネパールで発生した洪水や土砂災害により、当時現地の観光ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れなくなっていると明らかにした。
日本大使館は「ネパール当局に捜索と救助を要請しており、安否に関する情報収集を続けている」としている。外務省は、担当職員が5人の家族と連絡を取りながら情報を集めているという。外務省の幹部は共同通信社に「家族も連絡を試みているが、つながらない状態だ」と話した。
これに関連し、高市早苗首相は同日の午前4時ごろ、SNSの「X(旧Twitter)」に「現地メディアで日本人の行方不明者が5人と報じられており、心配している」とし、「5人については現地の日本大使館が連絡を試みたもののつながらず、捜索を依頼したと聞いている」と述べた。続けて「現地で安否をご存じの方は、日本大使館に知らせてほしい」と呼びかけた。
高市首相はその後、再びXに投稿し、「ネパールと中国の国境付近で大規模な洪水が発生し、中国でも大きな被害が出ていることに大変心を痛めている」としたうえで、「犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、ご遺族に謹んでお悔やみ申し上げる」と述べた。
26日の午前、ネパール中北部のバグマティ州一帯で発生した洪水や土砂災害により、中国側の死者3人を含め、これまでに少なくとも160人が死亡し、400人以上が行方不明になったと伝えられている。米地質調査所(USGS)は、今回の洪水や土砂災害の原因について、氷河の崩壊に伴う地震に似た現象によるものだと分析した。

