大規模反撃の予告か…ゼレンスキー大統領「ロシア領空は事実上閉鎖」各国・航空会社に警告
キーウ・モスクワ駐在の各国大使にも、自国政府や航空会社へ危険を知らせるよう要請

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1日(現地時間)、「ロシア領空は事実上閉鎖されるだろう」とし、各国政府や航空会社に警告した。ロシアがウクライナのキーウなどを集中攻撃している中、大規模な反撃を示唆したのではないかとの臆測も出ている。
ゼレンスキー大統領は同日、Telegramへの投稿で、「ウクライナは民間航空を脅かさないが、モスクワやサンクトペテルブルクなどロシアの主要空港を利用する航空会社は、ロシア領空でのドローンの危険を考慮しなければならない」と述べた。
さらに「きょう、ロシア領空を利用するすべての航空会社や保険会社、そして依然としてロシアの主要空港を利用するすべての人々に警告したい」とし、「ロシア領空は完全に危険になりつつある」と語った。
また、「ロシア当局はこのことを適切に知らせていないが、ロシア領空は事実上閉鎖されるだろう」と警告した。
ゼレンスキー大統領は、キーウとモスクワに駐在する各国大使にも自国政府や航空会社に危険を知らせるよう促し、国際機関にも関連情報を提供すると明らかにした。
ただし、国際パートナーの安全な通行は保証すると述べた。さらに「外交や交渉のためにわれわれのパートナーから要請があれば、一定期間、特定の方面の領空からドローンを排除し、安全を保証する」と付け加えた。
ウクライナは、航空運航を混乱させることがロシア国民に戦争の影響を直接実感させる戦略的手段の一つだと明らかにしている。
ゼレンスキー大統領は「このような状況はロシアが自ら招いたものだ」と述べた。ウクライナでは2022年2月のロシアによる全面侵攻以降、民間航空の運航が中断された状態が続いている。ゼレンスキー大統領は「これは民間人に対する純然たるロシアのテロだ。全面侵攻開始以降、ロシアはわれわれの港を封鎖しようとし、攻撃によってわれわれの領空は民間航空に閉ざされている」と非難した。
ロシアはウクライナの首都キーウとキーウ州を狙った集中攻撃を6日連続で行っている。1日未明だけで12人が死亡し、21人が負傷した。
ウクライナもロシア本土への攻撃を続けている。同日も、ロシアのバルト海沿岸にあるレニングラード州の港湾複合施設を攻撃した。

