「サウジ攻撃の背後にイランの手」米国務長官、フーシ派の攻撃をめぐり指摘

マルコ・ルビオ米国務長官は8日(現地時間)、親イラン武装組織であるイエメンのフーシ派によるサウジアラビアへの攻撃について、「今回の事態の背後には、明らかにイランの関与がある」と述べた。
米国務省によると、ルビオ氏は同日、フロリダ州のホームステッド空軍基地で、中南米3カ国への出発を前に記者団の取材に応じた。
フーシ派が夜間にサウジアラビアへ大規模な攻撃を行ったことについて問われると、「繰り返しになるが、フーシ派はさまざまな面でイランの代理勢力だ」と指摘。「今回の事態の少なくとも一部には、明らかにイランが関与しているとみている」と語った。
さらに「米国はサウジアラビアと非常に強固な防衛協力関係を維持しており、今回の事態を注意深く見守っている」と述べた。
英国政府がイスラエルの入植地との貿易を制限すると決定したことについては、「英国から事前に連絡を受けていた」と説明。「米国側から発表することはない。英国が独自に下した決定だ」と述べた。
そのうえで「米国とトランプ大統領は、中東で多くの問題が起きている現時点で、ヨルダン川西岸の情勢が不安定になることを望んでいない」と強調。「米国が英国と同様の措置を取ることはない」と明言した。
マイク・ハッカビー駐イスラエル米大使が、英国による制裁は米国の反発や報復を招く可能性があると警告したことについては、「トランプ大統領はこの問題に言及しておらず、私も現時点で付け加えることはない」と回答した。
ルビオ氏は今回、コロンビア、エクアドル、ペルーを訪問する。
訪問の目的について「今回は重要な外遊だ。米国と緊密に連携する3カ国を訪れる」と説明した。「国際犯罪やテロへの対策、経済協力などで多くの共通利益がある。近い将来、3カ国すべてと良好な貿易協定を結びたい」と述べた。
ベネズエラを訪問先に含めなかった理由を問われると、「いずれベネズエラも訪問するが、一度にすべての国を回ることはできない」と答えた。
さらに「昨日はレーバーデーで、11日には発生から25年となる米同時多発テロの追悼式典もある。今週は日程が詰まっており、もう1カ国を追加することはできなかった」と説明。「今回訪れる3カ国はいずれも、まだ訪問しておらず、足を運ぶ必要があった」と語った。
米国とベネズエラの石油開発を巡る合意について、中南米では、米政府が資源の獲得や軍隊の派遣だけを目的としていると受け止められる可能性があるとの質問も出た。
これに対しルビオ氏は、「ベネズエラの油田はかつて中国、ロシア、イランの影響下にあり、イランも一部の開発権を持っていた。しかし、今は彼らはいない」と述べた。
そのうえで「ベネズエラにとっては、米国と協力する方がはるかに良い。大きな利益を得られるだろう」と主張した。
「油田の多くは生産が止まっていた。中国やロシアの企業が権益を保有していたが、実際の生産にはつながっていなかった」と指摘。「今後は生産が始まり、ベネズエラ国民のための権利収入や収益を生み出すだろう」と述べた。
さらに「最終的には、民主的に選ばれた政府を通じ、油田から得られる収益が腐敗した政府関係者の懐や、米国とベネズエラの敵対国に流れるのではなく、できるだけ早くベネズエラ国民の利益につながることを望んでいる」と語った。
