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2026年8月21日(金) 東京 --

「身元確認のはずが連行」ロシア男性に契約強要の証言…プーチン政権の兵力不足が露呈

警察・募集官、身元確認を口実に男性を連行

暴行・麻薬の濡れ衣で脅迫証言…第2次動員令の観測

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ロシアがウクライナ戦争に投入する兵力を確保するため、男性を街で捕まえたり、暴行や逮捕の脅しで契約書への署名を強要しているという証言が出てきた。志願入隊者が減少する中、一部地域では募集対象者を連れてきた人に約19万6,700円の報奨金まで掲げている。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は2日(現地時間)、弁護士や人権活動家、目撃者を引用し、ロシアの軍募集官が小都市を中心に強圧的な契約兵募集に乗り出したと報じた。

募集官は街や職場の前で男性を捕まえたり、身元確認を口実に警察署に呼び出した後、軍事募集所に連れて行くと伝えられている。現行のロシア制度は契約兵募集を自発的選択と規定しているが、一部地域では警察も募集過程に加担していると関係者は主張している。

ロシアはこれまで契約兵に現地の年収を上回る巨額を提示してきた。しかし、ロシア軍内部の苛酷行為やウクライナ軍の攻撃能力強化が知られるようになり、応募者は減少している。短期間で前線に配置された後、数分や数日で命を落とす恐怖も広がっている。

身元確認するとして警察署に呼び出し…暴行の後契約書を強要

南西部ペンザ地域の住民ブラディスラフ・レオニドフは、昨年5月に知人が数時間連絡が取れなくなった後、軍事募集所で彼を見つけたと述べた。

警察は個人情報を確認するとしてその男性を警察署に呼び出した。現場に待機していた募集官2名は彼を軍募集所に連れて行き、肝臓や腎臓のあたりを殴ったとレオニドフは主張した。彼は男性が身体検査を受けるために移動する直前に介入して連れ出した。

ペンザでは私服姿の男性たちが乗った軍用車両を女性たちが阻止する映像も広がった。映像の中の女性たちは泣きながら「殴られて強要された」と叫んでいる。

ロシア当局は強制入隊の疑惑を否定した。ペンザ内務省は取り締まりがウクライナ戦争投入と無関係だとし、関連映像を虚偽情報だと主張した。また、これを流布すれば法的責任を問うと警告した。

強制的な兵員募集の実態をドキュメンタリーで伝えたブロガー・スタニスラフ・モロゾフはロシア連邦保安局(FSB)の調査を受けていると明らかにした。彼は接触した家族の中で多くが警察の脅迫のため契約書に署名したと伝えた。警察が薬物を仕込んで現場で逮捕すると脅迫したという証言も出ている。

「友人を連れてくれば約19万6,700円」…総選挙後2次動員令の可能性

一部地域では第三者が募集対象者を軍事事務所に連れて行くと10万ルーブル(約19万6,700円)を支給する。ペンザの住宅用建物には「友人を募集所に連れてきて10万ルーブルをもらえ」との広告も貼られている。

似たような制度はタタールスタンやアムール・ヤロスラブリ地域、カルーガ・ボロネジ・アルハンゲリスクなどでも実施されていると知られている。活動家たちは自発的な志願者が減るにつれて当局がより強い圧力をかけると指摘している。

ロシア軍はウクライナ前線で毎月約3万~4万人の死傷者を出していると軍事分析家たちは推定している。アメリカ当局者は最近、募集拡大が一部兵力を補充したが、戦況を覆すには十分ではないと評価している。

クレムリンは追加動員の可能性も検討していると伝えられている。アメリカ当局者はロシアが9月20日の総選挙後に第2次動員に乗り出す可能性があると観測している。

プーチン大統領は2022年9月に予備軍と軍経験者を中心に部分動員令を出した。追加動員では経験や戦闘意志が不足している男性まで前線に送られる可能性が高い。

ただし、新たな動員令はロシア国内の反発を高める可能性がある。ロシアの予備役将校ドミトリー・ロギンはWSJに「武器を受け取る瞬間、私を動員した者たちを撃つ」と語った。

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