「大物支援者が沈黙」米民主党に資金危機…マスク氏は”約157億円投入”、共和党を支援

アメリカ民主党の代表的な支援者である伝説的投資家ジョージ・ソロス氏が、今年11月の中間選挙を前にまだ資金提供に動いていないことが明らかになった。2日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ソロス氏と息子アレックス氏が2018年の中間選挙期間中に民主党全国委員会(DNC)に40万ドル(約6,312万3,400円)、2022年の中間選挙時には100万ドル(約1億5,800万円)以上を寄付したが、今年はまだ寄付を行っていない。
ソロス氏の他にもLinkedInの創業者リード・ホフマン氏など「大物支援者」たちが寄付を控えている中、民主党は低調な資金調達実績で苦戦していると伝えられている。民主党全国委員会は6月30日時点で選挙資金として1,630万ドル(約25億7,200万円)を確保し、共和党(1億2,850万ドル/約202億7,600万円)の12%にとどまった。
WSJは民主党支援者たちが消極的な姿勢を見せる背景について「2024年大統領選挙で自分たちの金がどのように使われたかについてまだ不満を抱いている」と指摘した。当時ジョー・バイデン大統領が再選挑戦を断念した後、後継候補となったカマラ・ハリス副大統領が短期間で10億ドル(約1,577億8,100万円)を調達しながら敗れた過程で支援者たちの不満が蓄積されているという。パレスチナ・ガザ地区で続く戦争、アメリカ国内の反ユダヤ主義、民主党内の急進左派勢力たちの躍進を巡る分裂も原因として挙げられた。
一方、共和党陣営のテスラ最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は最近、自身が設立したスーパーPAC(資金調達・支出に制限がない民間政治組織)が最低8州で1億ドル(約157億8,000万円)を支出できるよう承認した。この資金は激戦州の保守派有権者を対象としたデジタル広告、投票促進運動などに使われる予定だ。
マスク氏は2024年の大統領選でも競争州6州に約2億7,700万ドル(約437億1,000万円)を投じ、ドナルド・トランプ大統領の勝利に貢献した。アメリカ史上単一選挙で最も多額の支援をした個人寄付者記録も持つ。昨年、トランプ大統領と対立し「第3党」創設を宣言したが、劇的に和解し再び共和党を支援する構想を始めたと伝えられている。

