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2026年8月21日(金) 東京 --

米制裁下のイラン、BRICSと金融連携強化 NDB加盟を目指す

引用:ニューシス
引用:ニューシス

米国から広範な経済制裁を受けているイランが、中国とロシアが主導する枠組み「BRICS」加盟国との金融協力強化に乗り出した。イランのタスニム通信やメフル通信などによると、イラン中央銀行のアブドルナーセル・ヘンマティー総裁は11日(現地時間)、インドで開かれたBRICS財務相・中央銀行総裁会議で「イランは近く新開発銀行(NDB)に加盟する予定だ」と明らかにしたという。

NDBは、中国、ロシア、インド、南アフリカ、ブラジルなどBRICSの主要国が加盟国や新興・途上国の開発を支援するため、2015年に設立した国際金融機関だ。その後、バングラデシュ、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、アルジェリア、ウズベキスタンの5か国が新たに加盟したほか、ウルグアイ、コロンビア、エチオピア、アンゴラ、ジンバブエの5か国は理事会から加盟を承認されている。

イランは2024年にBRICSに加盟したものの、NDBへの加盟手続きにはまだ入っていない。ヘンマティー総裁は、9月にインドで開かれるBRICS首脳会議について「イランが通貨・銀行取引を最も多く行っている加盟国の当局者と会談できる最も重要な機会だ」と強調した。その上で、「BRICS加盟国はそれぞれ自国通貨を利用して相互に貿易できると考えている」とし、「テヘランはBRICS加盟国との二国間・三国間の通貨協力を進めている」と述べた。

イランとの対立が6か月にわたり続く米トランプ政権が、イラン産原油の禁輸など広範な制裁を継続する中、イランは事実上「脱ドル」を掲げるBRICS経済圏への関与を一段と深めた形だ。欧州外交専門誌のモダン・ディプロマシーは、「広範な国際制裁を受けるイランが、新興経済圏との金融関係を深めようとする動きだ」と指摘した。

イランは現在、米国が求めるホルムズ海峡の開放に応じる前提条件として、対イラン経済制裁と海外資産凍結の全面解除、戦争被害の全額賠償などを要求している。しかし、米国のドナルド・トランプ大統領は11日、「彼らの経済状況はひどいが、資金を借りることもできず、彼らが保有していた巨額の資金は我々が完全にコントロールしている」とし、要求を一蹴した。さらに「彼らの国は放っておけば崩壊する」とまで述べた。

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