中国、朱鎔基元首相の告別式 習近平氏ら参列、各地で半旗
中国指導部が北京で最後の別れ 天安門広場など各地で半旗

中国の「経済改革の司令塔」と呼ばれた朱鎔基元首相の告別式が18日、北京で厳かに執り行われた。
中国国営新華社通信によると、朱鎔基元首相の遺体は同日、北京の八宝山革命公墓で火葬されたという。
この日、習近平国家主席をはじめ、中国共産党中央政治局常務委員の李強、趙楽際、王滬寧、蔡奇、丁薛祥、李希の各氏と、韓正国家副主席が告別式に参列した。
習近平国家主席らは朱鎔基元首相の遺体の前で黙とうした後、3度深く頭を下げ、遺族一人ひとりと握手を交わし、弔意を伝えた。中国の胡錦濤前国家主席は花輪を送り、哀悼の意を示している。
朱鎔基元首相が重篤な状態にあった時期から死去後にかけて、習近平国家主席をはじめとする現指導部や胡錦濤前国家主席らは病院を訪れるなど、さまざまな形で哀悼の意を表し、遺族を慰めたと新華社通信は伝えた。
告別式が行われた八宝山革命公墓の大講堂には、黒地に白い文字で「朱鎔基同志を深く哀悼する」との文字が掲げられ、その下には朱鎔基元首相の遺影が置かれていた。
朱鎔基元首相を追悼するため、同日は北京の天安門広場をはじめ、中国各地で半旗が掲げられている。
中国国営メディアによると、天安門、新華門、人民大会堂、中国外務省のほか、各省・自治区・直轄市の党委員会や政府の所在地でも半旗が掲げられた。
香港とマカオの両特別行政区政府庁舎、中国各地の国境出入国管理施設、海外にある中国の大使館や領事館などでも一斉に半旗が掲げられ、各地で哀悼の意が示されている。
朱鎔基元首相は12日午前11時6分、北京で病気のため死去した。98歳だった。
中国共産党中央委員会、全国人民代表大会常務委員会、国務院、中国人民政治協商会議全国委員会は訃報で、朱鎔基元首相について「中国共産党の優れた党員であり、長年の試練を経た忠実な共産主義戦士、傑出したプロレタリア革命家・政治家、党と国家の卓越した指導者」と評価している。
1998年から2003年まで首相を務めた朱鎔基元首相は、中国の市場経済改革を主導した。在任中には国有企業改革や金融・財政改革などを推進し、2001年には中国の世界貿易機関(WTO)加盟を主導するなど、中国経済が世界経済に本格的に組み込まれるうえで中心的な役割を果たした。
強力な実行力と率直な物言いでも知られ、中国の高度成長の基盤を築いた改革者と評価される一方、国有企業の構造改革の過程で大規模な失業を招いたとの評価も受けている。


