「これが中国への対処法だ」フィリピン国防相が中国を痛烈批判、米専門家から称賛相次ぐ
テオドロ国防相、UNCLOSを踏みにじる中国の威圧行為を批判 米専門家ら、フィリピン国防相の明快さと率直さを称賛 中国、PCAの仲裁判断に従わず南シナ海の領有権を主張

8日、韓国国防部が主催した行事で、フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相が、自身の発言中に反論メモを渡してきた中国側について「海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)を床に投げ捨て、踏みにじる行為だ」と批判した。これを受け、米国の外交・安全保障専門家らは「東南アジアの外交官から、中国をこれほど強く批判する発言を聞いたことがない」「トランプ政権は全面的に支持すべきだ」と主張した。フィリピンは2016年、常設仲裁裁判所(PCA)の仲裁判断で勝訴したが、中国はこれに従わず、南シナ海の大部分に対する領有権を主張している。
ワシントンD.C.の外交・安全保障シンクタンク、ハドソン研究所上級研究員のマイケル・ソボリック氏は「X(旧Twitter)」で、テオドロ国防相の発言について「驚くほど明快だ」とし、「隣国を露骨に威圧する中国の行為が、もはやグレーゾーンではないことを示している。こうした明快さと率直さは国際政治を不安定にするのではなく、むしろ安定させるものだ」と述べた。米国はこれまで、南シナ海での国際法遵守や平和・安定の重要性を訴えるメッセージを継続的に発信し、インド太平洋の友好国であるフィリピンとの軍事協力も深めている。7月にはPCAの仲裁判断から10年を迎えたのに合わせ、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどと、中国に国際法の遵守を求める共同声明を発表した。
テオドロ国防相が中国による「実際の威圧や嫌がらせ、侵略行為」を非難する中、ヘリテージ財団上級研究員のスティーブ・イエーツ氏は「アジアの国が自らの立場を語り、アジアで(米国と)信頼できる協力関係を築くときには、こうした声が聞こえてくる」とし、「中国共産党(CCP)にとっては悪いことで、米国にとっては良いことだ。テオドロ国防相に敬意を表する」と述べた。第1次トランプ政権で米国務省の中国政策顧問を務めたハドソン研究所中国センター所長のマイルズ・ユー氏は「(テオドロ国防相は)世界に向けて本音を声高に語った」とし、「中国には基本的な礼節(basic decency)が必要だ」と述べた。元米国務省報道官のモーガン・オルタガス氏も「これが中国への対処法だ」と話した。
中国に対してひるむことなく反論するテオドロ国防相の姿は、米国のSNSでも少なからず話題を呼んだ。フィリピン国防省が公式アカウントに当時の様子を収めた動画を投稿すると、トランプ政権に近いパランティア創業者のジョー・ロンズデール氏は「中国共産党は品位のないならず者だ」とし、「テオドロ国防相のような勇敢な人物が、彼らに論理的に立ち向かう姿を見るのは本当に素晴らしい」と述べた。ジェイソン・ケニー元カナダ国防相は「討論中に行われた中国の威圧的な試みに、完璧かつ見事に対応した」と評価した。
