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2026年9月11日(金) 東京 --

トランプ大統領の「5,000ドル給付」公約に賛否…「投票を促す」vs「違法な賄賂」

「トランプ配当金」支給…共和党内でも「法案準備」vs「物価上昇を助長」

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ドナルド・トランプ米大統領が、11月の中間選挙で共和党が勝利すれば、米国の成人市民全員に1人当たり5,000ドル(約77万2,000円)を支給すると公約したことを巡り、米国内で賛否が分かれている。

10日(現地時間)、共和党が中間選挙を前に党大会を開いているテキサス州ダラスで会った配車サービス「ウーバー」の運転手、フランシスさんは、トランプ大統領の5,000ドル公約について「莫大な費用がかかり、1兆ドル(約154兆3,000億円)に達すると言われている」としながらも、「人々の投票を促すだろう」と肯定的に評価した。

非白人のフランシスさんは自身を共和党員だと紹介し、「当然、私も投票する。一部の人々は彼を嫌っているが、私は彼が好きだ」と述べた。そう話すと、運転中の車内でトランプ大統領が10日に行った党大会演説の映像を探し出し、再生してみせた。

トランプ大統領はこの演説で、共和党が11月の中間選挙で勝利し、上下両院で多数派を維持すれば、米国の成人市民全員に5,000ドルの「トランプ配当金」を支給すると約束した。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ホワイトハウスは10日、報道資料を出し、この計画を正式に発表した。トランプ大統領の支持率が30%台にとどまり、共和党が中間選挙で苦戦するとの見方が強まる中、事実上の現金給付公約を掲げた形だ。

同日、ダラス市内で開かれた党大会に反対する集会で会った白人男性のマイクさんは、この公約について「憲法に反する違法な賄賂だ」と怒りをあらわにした。

マイクさんは「それがトランプ大統領の国政運営のやり方だ」とし、「一体どうやって当選したのか分からない。彼はこの国を破壊しており、我々はそれを止めなければならない」と述べた。

匿名を希望した女性参加者も、この公約を「詐欺」だと断じ、「指導者がこのような形で国を治めてはいけない」と嘆いた。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

政界の反応も分かれた。ジョン・スーン上院多数党院内総務(共和党、サウスダコタ州)はFOXニュースに対し、「政府をどのように運営すべきかを巡る、我々と民主党の明確な違いを示す事例だ。一方は米国民により多くの権限と自己決定権、そしてより多くの金を手元に残そうとし、他方はワシントンの政治家に国民生活を決める権限をより多く与えようとしている」と強調した。

バーニー・モレノ上院議員(共和党、オハイオ州)は10日のトランプ大統領の演説直後、「X(旧Twitter)」に「11月3日の選挙が終わり次第、『トランプ配当金』法案を直ちに可決できるよう、草案を準備しておく」と投稿した。

一方、トランプ大統領と何度も対立してきた財政保守派のチップ・ロイ下院議員(共和党、テキサス州)は、この提案が物価上昇を助長し、左派陣営も同様の手法を取るようになるとの批判的な投稿をSNSで共有し、政府財政への「依存は悪であり、魂を蝕むものだ」と記した。

トランプ大統領の公約を実際に実行するには、1兆ドルを超える財源が必要になると推定されている。物価上昇を助長するとの指摘が相次いでいるほか、有権者の票を露骨に狙ったものだとして、違法だとの批判も出ている。

チャック・シューマー上院民主党院内総務(ニューヨーク州)は10日、「X」で「トランプ政権はあまりにも失敗し、破綻しているため、米国民の票を得ようと賄賂を贈ろうとしている」とし、「これは米国民と民主主義への侮辱であるだけでなく、彼がいかに完全に破綻しているかを自ら認めているようなものだ」と主張した。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

一方、トランプ大統領は10日、米国民100万人を対象に、オバマケアの過大請求分として1人500ドル(約7万7,000円)を還付する手続きも開始すると、ホワイトハウスを通じて発表した。還付は10月から始まる予定で、11月の中間選挙を控えた有権者の投票行動にも影響を与えると見込まれている。

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