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2026年9月1日(火) 東京 --

脱・中国レアアースへ米日が豪州産を高値で確保…供給網の再構築急ぐ

同盟国産の重要鉱物に最低価格を保証、日本は中国産より9%以上高い水準で調達

米国と日本が中国産以外のレアアースを割高な価格で購入し、中国依存から脱却しようとしている。

31日、中国を除けば世界最大のレアアース生産会社である豪州のライナス・レアアースは、2026年度(2025年7月~2026年6月)に純利益2億2,240万豪ドル(約254億7,000万円)を計上したと発表した。2025年の27倍以上に急増した。

主要製品であるレアアース酸化物の平均販売価格が、1年間で1キロ当たり50.6豪ドル(約5,800円)から、今年は過去最高の80.7豪ドル(約9,250円)まで59.4%上昇した影響が大きい。また、ライナスは米国や日本と締結した、価格下限を設けた契約が業績改善に寄与したと明らかにした。

2026年に入り、米国は中国によるレアアース輸出規制の武器化に対抗し、重要鉱物の最低価格制度を推進している。同盟国が生産するレアアースに一定水準以上の価格を保証し、生産を促進するためだ。中国はレアアースの過剰生産による低価格攻勢で、他国で新規鉱山開発が進むのを牽制してきた。

鉱山開発や鉱物の分離、精製施設の建設には、数年間にわたり大規模な資金を投入しなければならない。その間、中国は鉱物の供給を増やして価格を押し下げ、他国が鉱物開発事業を通じて投資資金を回収しにくい環境を作り出してきた。しかし、米国が最低価格を保証することで、投資家は将来のキャッシュフローを容易に算定できるようになった。レアアース開発事業の資金調達コストが低下する効果もある。

最近では、日本企業も市場価格より高い価格で鉱物の供給契約を結んでいる。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と総合商社の双日が設立したジャパン・オーストラリア・レアアース(JARE)は3月、ライナスとの12年間の契約を更新した。JAREは、レアアース永久磁石の原料であるNdPr(ネオジム・プラセオジム)を、市場価格にかかわらず1キロ当たり最低110ドル(約1万7,600円)を支払う方式で、年間5,000トン購入することにした。6月の中国国内のNdPr平均価格が1キロ当たり100.8ドル(約1万6,100円)だったことを考えると、日本は9%以上高い価格で購入していることになる。

ライナスは2026年1月~3月期、米戦争省(国防総省)と4年間にわたり、軽・中希土類酸化物を米国に供給する契約も結んだ。米政府が購入を確定した規模は、金額ベースで約9,600万ドル(約153億4,000万円)相当だ。NdPrの価格下限はJAREと同様、1キロ当たり110ドルに設定された。

豪州のレアアース開発会社アラフラ・レアアースのダリル・カズボ最高経営責任者(CEO)は、「これまで中国が重要鉱物市場を支配してきたため、価格を設定すること自体が難しかった」と述べ、「最低価格制度の導入を広げ、市場が正常に機能するようにする必要がある」と語った。

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