メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ
2026年8月21日(金) 東京 --

「ナチス艦隊が川底から蘇った」…干上がった欧州の大河、80年前の“恐怖”がむき出しに

出典:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

欧州の大動脈であるドナウ川が記録的な渇水で川底を露出し、戦争の爪痕までもが姿を現した。米国のAP通信などの外信は5日(現地時間)、ドナウ川の水位が大幅に低下したことで、第2次世界大戦当時に沈没したドイツのナチス軍艦数十隻が水面上に姿を現していると報じた。

約80年前に沈没したナチス軍艦が現在最も多く姿を現しているのは、セルビア東部の港湾都市プラホボの周辺である。ここだけで数十隻のナチス軍艦の残骸が水面上に浮上しており、腐食した船体や折れたマストも確認されている。また、クロアチアのドナウ川流域でも、1937年に沈没したハンガリー船籍の大型貨物船が水上に姿を現し、さらにはブルガリア北東部の流域では、川底の泥が乾いたことで氷河期時代のマンモスの化石までもが大量に発見されたという。

出典:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

ドナウ川にこれほど多くのナチス軍艦が沈没しているのは、1944年の第2次世界大戦末期、ナチス・ドイツの黒海艦隊が撤退する際、同地で数百隻の艦艇を自ら爆破して沈没させたためだ。これは、軍艦などの兵器が旧ソ連軍の手に渡るのを防ぎ、進撃を遅らせるための措置であった。しかし、沈没した軍艦の大半は現在に至るまで引き揚げられておらず、川の中にそのまま沈んでいる。依然として軍艦には数百トンに上る不発弾や機雷、弾薬が積載されており危険なうえ、引き揚げに伴う技術的な困難や莫大な予算が足かせとなっているからだ。

全長2,850キロメートルに及ぶドナウ川は、10カ国にまたがり欧州の中心を東西に横断する大動脈として、経済、歴史、文化のへその緒のような役割を果たしてきた。しかし、昨今の夏場の極端な猛暑と渇水の影響により、平均水位が23センチメートルまで低下し、これまでの最低記録を更新した。この余波を受け、ハンガリーのパクシュ原子力発電所は冷却水不足により44年ぶりに稼働を停止し、ルーマニアの原子炉1基も同じく稼働をストップしている。さらに、セルビアのジェルダップ水力発電所における発電量は、設備容量の20~30%水準にまで落ち込んだ。ドナウ川が干上がれば貨物船の運航が不可能になったり、積載量が大幅に減少したりするため、欧州内陸の輸送網全体に大きな打撃を与えている。

最終更新:

注目ニュース

こんな記事も

Google検索で優先表示

話題

  • 「自販機大国」日本に変化 飲料自販機が初の200万台割れ

    社会 

  • 妹5人への不適切暴行容疑、29歳男を逮捕 母親も共犯の疑い

    社会 

  • 暗殺警戒時にも同行したトランプ氏側近 ハープ補佐官の存在感高まる

    政治 

  • トランプ氏、イラン戦争の出口見えず 同盟国への圧力強める

    政治 

  • トランプ氏が守る35歳の側近 ホワイトハウスの異例の反発で注目

    政治