「米軍の迎撃ミサイルが底をつく」…ウクライナ・中東で在庫激減、始まった異例の大増産
ウクライナ・中東支援で在庫減少…数年間で供給安定化へ

米国防省は、防空ミサイルの在庫不足懸念が高まる中、パトリオットと高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の生産を大幅に拡大する契約を締結した。
ロイター通信は、米国防省が3日(現地時間)、防衛産業企業とパトリオット迎撃ミサイルとTHAAD迎撃システムの生産能力を大幅に拡大するための長期契約を締結したと発表した。この契約により、パトリオットミサイルの生産量は現在の約3倍、THAAD迎撃ミサイルの生産量は最大4倍まで拡大される見込みだ。
米国は最近、ウクライナとイスラエル、中東地域の米軍防衛のために大量の防空ミサイルを投入し、主要な迎撃システムの在庫が予想以上のペースで減少したとされる。これを受け、議会と軍内部では長期戦に備えた生産基盤の拡充が急務だとの指摘が出ている。
国防省は今回の契約を通じて、生産施設の増設と主要部品の供給網拡大、新規人員の採用などを支援する計画だ。生産量の増加は段階的に行われ、数年内に目標生産能力に達することを目指している。
パトリオットは航空機と巡航ミサイル、弾道ミサイルを迎撃する米国の代表的な防空システムだ。THAADは大気圏外で中・長距離弾道ミサイルを迎撃するシステムで、韓国とグアム、中東などに配備され、米国と同盟国防衛の核心戦力とされている。
米国は中国とロシア、北朝鮮、イランのミサイル戦力の高度化に対応するため、防空網の現代化を最優先課題として推進している。特にインド太平洋とヨーロッパ、中東で同時多発的な安全保障上の脅威が続いているため、迎撃ミサイルの確保が国家安全保障の核心課題として浮上している。

