「戦争5年目で攻撃がさらに激化」…ロシア、7月に誘導爆弾“8,300発超”を投下

4年以上にわたり戦争が長期化するなか、ロシア軍の攻撃規模が前例のない水準にまで拡大している。
ウクライナ軍参謀本部は4日(現地時間)、7月の1カ月間に1日平均250件以上、計7,922件の戦闘が発生したと明らかにした。これは6月の7,316件から大幅に増加した数値だ。
また、ロシア軍によるウクライナ軍陣地への攻撃は約9万7,000件に上り、このうち1,300件以上が多連装ロケットシステムによるものだったと主張した。
特に、ロシア軍による航空誘導爆弾「KAB」の攻撃は、過去最多を記録したことが分かった。
ロシア軍は7月の1カ月間に、計8,300発以上のKABを投下した。これは戦争開始以降、月間で最も多い。
KABは、一般的な通常爆弾に精密誘導キットや誘導装置を取り付けた兵器で、ウクライナ軍の陣地や要塞を正確に攻撃できる。
ウクライナの軍事専門メディアのディフェンス・エクスプレスは、「ロシアは6月にも8,266発を投下し、過去最多を記録していた」と説明した。
さらに、「月を追うごとに投下数が増えていることは、ロシアがKABの迅速な生産体制を維持し、主要兵器として優先的に使用していることを示している」と分析した。

ロシア軍による7月の波状攻撃は、過去4年間で最多となる民間人の死傷者も生んだ。
ウクライナ当局によると、7月のロシア軍の攻撃によって、少なくとも民間人377人が死亡し、2,129人が負傷した。
民間人の死傷者は、5月の2,066人、6月の2,283人、7月の2,506人と増加し続けており、人的被害が最悪の水準に達している。
これは前年同期と比べて2倍以上に急増した数値であり、この戦争で最大の犠牲者が民間人であることを示している。
ウクライナ当局は、ロシア軍による大規模なKAB攻撃が、最前線の要塞だけでなく、ザポリージャ、ハルキウ、スームィなど後方地域にある民間住宅地や物流センターまで無差別に攻撃していると主張した。

一方、ロシア側も、ウクライナ軍による長距離ドローン攻撃に苦しめられている。
ウクライナ軍は、ロシア本土の奥深くにある製油施設や、同国最大の電子商取引企業ワイルドベリーズの物流センターなど、数十カ所を破壊し、多数の死傷者と大きな経済的損失を与えた。

