ウクライナ、外国人兵士1万6,000人 兵力不足で受け入れ拡大

ウクライナ軍に加わる外国人兵士は約1万6,000人に上り、このうち中南米出身者が約4割を占めることが分かった。長期化する戦闘で兵力不足が深刻化する中、ウクライナが海外から戦闘要員を積極的に受け入れているとの見方が出ている。
ウクライナ通信社インタファクス・ウクライナが6日(現地時間)報じたところによると、ウクライナ当局は現在、自国軍に所属する外国人が約1万6,000人に上ることを明らかにした。外国人兵士らは正規軍をはじめ、国家親衛隊、特殊作戦部隊、情報総局傘下の国際部隊などに分散して配置され、戦闘任務に当たっている。
出身地域別では、コロンビアやブラジルなど中南米諸国出身者が全体の約4割を占め、最多となった。単純計算では、中南米出身の兵士は約6,400人に達することになる。特に、長年にわたる内戦や麻薬組織の掃討作戦を経験したコロンビアの元軍人が相当数含まれているとみられる。
中南米出身者の多くは、ウクライナ軍が支給する給与や負傷・死亡時の補償金に魅力を感じ、参戦を決めたとされる。一部にはロシアの侵攻に対抗するという大義を掲げる者もいるが、自国で受け取っていた軍人給与を上回る高額な報酬も、参戦を決める大きな動機の一つとなっている。
ウクライナ国防省は、外国人兵士が歩兵だけでなく、狙撃手や衛生兵、無人機操縦士などの専門分野でも活動していると説明した。既存の国際旅団の一部は最近、機械化旅団に編入され、装甲車や重火器による支援を受けながら、ウクライナ軍とともに前線に投入されている。
一方で、言語の壁や指揮系統の混乱、訓練水準のばらつきなどは依然として課題として指摘されている。参戦前に十分な訓練を受けていない外国人兵士が、危険度の高い最前線に配置されているとの証言も相次いでいる。

