「米軍がハルク島付近を攻撃」革命防衛隊が警告、クウェート・バーレーンのタンカーを攻撃へ

米中央軍(CENTCOM)が8日(現地時間)、イラン最大の原油輸出拠点があるカーグ島周辺を攻撃したと報じられた。イラン側は報復として、クウェートとバーレーンの港湾周辺にいるタンカーを攻撃対象にすると警告したほか、域内の米軍基地への攻撃も示唆した。
米政府関係者は米FOXニュースに対し、今回の攻撃はイランへの経済的圧力を強める大規模作戦の一環だと説明した。米軍が沈没させるか、航行不能にしようとしたイランの原油タンカーも標的に含まれていたという。
イラン経済は原油輸出への依存度が高く、タンカーへの攻撃はイランの主要な資金源を断つ圧力作戦の一部だと述べた。
船舶追跡機関タンカー・トラッカーズはFOXニュースに対し、8日午前の時点で、カーグ島周辺にはイランのタンカー20隻以上がいたと明らかにした。
イランの準国営メフル通信は、カーグ島周辺で爆発音が聞こえたと報じた。
準国営タスニム通信も、カーグ島の泊地にいたイランの小型タンカー1隻が、米軍のミサイル攻撃を受けたと伝えた。
現地の情報筋は同通信に対し、人的被害は確認されておらず、乗組員は船外への退避を進めていると説明した。被害の規模や詳しい経緯については、当局が調査しているという。
タスニム通信によると、イラン革命防衛隊(IRGC)海軍は同日、米軍によるイランのタンカーへの攻撃に対する報復として、クウェートとバーレーンの港湾周辺にいるタンカーを攻撃対象にすると警告した。
IRGC海軍は声明で「テロリストである米軍が、イランのタンカー複数隻を標的とする敵対行為に及んだ」と非難した。
そのうえで「米軍を受け入れ、その敵対行為に加担しているクウェートとバーレーンの港湾周辺にいる、すべてのタンカーの乗組員に警告する。泊地にいるか埠頭にいるかを問わず、直ちに船から離れなければならない。該当する船舶は攻撃対象となる」と表明した。
イラン軍のハタム・アルアンビヤ中央司令部を率いるアリ・アブドラヒ司令官は、「米軍はイランのタンカーを攻撃するため、乗組員に退避警告を出した」と述べた。
さらに「イランのタンカーに対するいかなる攻撃も、イラン軍による域内の米軍基地への攻撃を招くことを明確にしておく」と警告した。
