「イラン政権の崩壊は近い」ネタニヤフ氏、シリア占領地で「目標に非常に近づいた」
シリア占領地のヘルモン山を訪問「国境にテロ組織の拠点は認めない」

ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は9日(現地時間)、イランのイスラム共和国体制の崩壊が間近に迫っているとの認識を示した。
AFP通信やイスラエル紙「タイムズ・オブ・イスラエル」などによると、ネタニヤフ首相はこの日、シリア領内のイスラエル占領地域で「まだやるべきことが残っている」と述べ、「最も重要な課題は、イランのテロ政権を打倒することだ」と語った。
さらに「われわれはその目標に非常に近づいている」とし、「この『軸』全体が最終的に崩壊することも分かっている」と述べた。
ネタニヤフ首相が言及した「軸」とは、イランを中心に、レバノンの武装組織ヒズボラ、イエメンのフーシ派、イラクの親イラン武装勢力、パレスチナのイスラム組織ハマスなどが連携する、いわゆる「抵抗の枢軸」を指す。
この日、ネタニヤフ首相はイスラエル・カッツ国防相とともに、イスラエル軍が2024年末のバッシャール・アサド政権崩壊後から占領を続けているシリア領内のヘルモン山山頂を訪れた。
ネタニヤフ首相は「われわれの国境沿いに、いかなるテロ組織も拠点を築くことを容認しない」と強調した。
イスラエルは現在、軍を駐留させているシリア領内の「安全保障区域」を維持する方針を示している。
イスラエルは、1974年に国連の仲介でシリアとの間に設けられた非武装地帯(DMZ)を巡る合意は失効したと宣言し、国境を越えてシリア領内へ進軍。新たな緩衝地帯を設けた。
その後、イスラエル軍は現在まで、クネイトラやヘルモン山周辺などシリア南部を事実上占領し、部隊を駐留させている。
イスラエルは今年2月末、米国とともにイランとの戦争を開始した。
ただし、イスラエルとイランの直接的な交戦は4月に事実上停止しており、現在は米国とイランを中心に戦闘が続いている。
