「供給から直接発射へ?」北朝鮮軍90人をロシアに派遣 KN-23でキーウ攻撃か

ロシアが8日(現地時間)ウクライナの首都キーウを大規模にミサイル・無人機(ドローン)で攻撃した中、北朝鮮軍が攻撃に参加しKN-23を運用したというロシア軍事ブロガーの主張が出た。
ウクライナ空軍は同日、攻撃に北朝鮮製KN-23系列ミサイルが使用され、弾道ミサイル発射地域にロシアのボロネシ州が含まれていたと発表した。
これに先立ちウクライナ情報当局は北朝鮮軍約90名がすでにボロネシに派遣され、ロシア軍のミサイル発射を支援していると主張していた。
キーウ大規模複合攻撃…KN-23使用か、北朝鮮軍がボロネシ州に派遣
ロイター通信などは、ロシアが、この日未明にキーウと周辺地域に弾道・巡航ミサイルとドローンを用いた大規模複合攻撃を行ったと報じた。キーウで3名が死亡し、16名が負傷、高層ビルや宿舎、学校、医療施設、倉庫などが被害を受けた。
空爆はスティーブ・ウィトコフ米特使とジャレッド・クシュナー氏がウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領と終戦案を議論し、キーウを離れた後に再開された。
ウクライナ空軍はロシアがイスカンデル-M・S-400・KN-23系列ミサイルとX-101巡航ミサイル32発、シャヘード系列などを含むドローン166機を使用したと発表した。午前8時30分までに弾道ミサイル2発と巡航ミサイル31発、ドローン142機など175個の空中目標を撃墜または無力化したという。
特に空軍はイスカンデル-M・S-400・KN-23系列ミサイルの発射地域にロシアのブリャンスク州とボロネシ州を指定した。ボロネシは先にウクライナ情報当局が北朝鮮軍ミサイル発射支援要員約90名の派遣地域として指定した場所だ。
ロシア軍事ブロガーが主張「北朝鮮軍がKN-23運用しキーウ攻撃」
ロシアの軍事ブロガー、ロマノフ・ライト氏は8日、テレグラムで「昨晩、ロシア軍と北朝鮮軍がキーウとキーウ州に対してミサイル・ドローン複合攻撃を行った」と主張した。
ロマノフ氏はその後攻撃手段を整理し、KN-23を「北朝鮮軍」(ВС КНДР)が運用した武器として表示した。北朝鮮軍がこの日、KN-23による攻撃に参加していた。
ロマノフ・ライト氏はロシア軍の公式発表チャンネルではなく個人の軍事ブログだ。チャンネルの運営者も投稿内容が著者の評価と判断に基づくものだと明らかにしている。ロシア国防省と北朝鮮当局はこの日、北朝鮮軍の攻撃参加やKN-23の直接運用事実を確認していない。
ウクライナ「北朝鮮軍90名がボロネシに派遣…ミサイル発射支援」
ボロネシ州が注目される理由は、ウクライナ情報当局がここを北朝鮮軍ミサイル支援要員の配置地として特定したからだ。
これに先立ちウクライナ国防情報総局(HUR)のバディム・スキビツキー副局長は先月CNNのインタビューで、北朝鮮軍約90名がすでにボロネシに派遣され、ロシア軍の弾道ミサイル発射を支援していると主張した。彼らが実際に発射班を担当したかどうかなど具体的な役割は公開されていない。
スキビツキーはまた、大型貨物機10機がボロネシ地域のボルチモア空港に着陸し、これらの航空機が北朝鮮製ミサイルを運んできた可能性があると主張した。
彼は北朝鮮が昨年8月以前までにKN-23・KN-24系列弾道ミサイル最低150発をロシアに供給し、追加で約束した120発のうち40発もすでに引き渡されたと明らかにした。
ロシア軍は2023年末から北朝鮮が供給したKN-23・KN-24をウクライナ攻撃に使用してきた。したがって、ボロネシの北朝鮮軍発射支援要員とこの日のKN-23使用事実だけでは、実際の発射主体を北朝鮮軍として特定するのは早計だ。
北朝鮮の直接発射確認なら、ミサイル部隊が実戦経験を蓄積
北朝鮮軍のKN-23直接発射が確認されれば、北朝鮮・ロシア軍事協力は弾道ミサイル供給を超え、北朝鮮ミサイル部隊がロシア戦場で実戦運用に参加する段階に拡大したと見ることができる。
北朝鮮軍発射班が実際に投入された場合、移動式発射台(TEL)を利用した実戦展開と射撃、陣地変換などミサイル部隊の戦時運用手順を経験した可能性がある。ロシア側の戦闘評価資料まで共有される場合、KN-23の飛行信頼性と命中精度、ウクライナ防空網の迎撃状況を分析し、ミサイル性能と射撃手順の改善に活用できる。
KN-23は朝鮮半島有事の際に韓国を直接攻撃できる北朝鮮の主力短距離弾道ミサイルだ。北朝鮮がロシアで得た実戦射撃経験と運用資料をミサイル部隊の運用教義と射撃手順改善に反映すれば、韓米の北朝鮮ミサイル探知・追跡・迎撃負担も増大する可能性がある。
