ウクライナ、ロシア製油所への長距離攻撃を拡大 ドローンは2,000キロ超飛行
ウクライナ、ロシアのエネルギー施設を攻撃!ついに2000km超え!
ウラル・シベリアで相次ぐドローン攻撃…極東の製油所でも火災

ウクライナが、ロシアのエネルギー施設を狙った長距離ドローン攻撃を連日続けている。
ロシアの独立系メディア、メドゥーザやウクライナメディアのRBCウクライナなどによると、11日未明(現地時間)、ロシア南部ウラル地方のオレンブルク州オルスクにある「オルスクネフテオルグシンテズ」製油所が、ウクライナのドローン攻撃を受けた。
オルスクネフテオルグシンテズは、年間約600万トンの原油処理能力を持つ大規模な製油所だ。
ウクライナ軍は、同製油所を攻撃した結果、火災が発生したとし、被害状況を確認していると明らかにした。同製油所では、ガソリンや軽油、航空燃料、重油、ビチューメンなど各種石油製品を生産している。
オレンブルク州のエフゲニー・ソルンツェフ知事は同日未明、ドローン攻撃の恐れがあるとして警戒を呼びかけ、州内の空港を閉鎖したと発表したが、攻撃による被害については明らかにしなかった。
また同日、ロシア極東ハバロフスク地方のコムソモリスク・ナ・アムーレにある製油所でも火災が発生したとタス通信が報じた。
製油所側は、補助設備で火災が発生したものの、人的被害はなく、操業も停止していないと明らかにした。
ロシア側はその後、設備の不具合が火災の原因だったと説明した。この不具合がウクライナ側による攻撃と関連しているかどうかは確認されていない。
コムソモリスク・ナ・アムーレ製油所は、ロシア国営石油大手ロスネフチ傘下の施設で、ウクライナ国境から6,000km以上離れている。
前日の10日には、ウクライナのドローンがロシア西シベリア・チュメニ州トボリスクにある「ザプシブネフテヒム」石油化学コンビナートを攻撃した。
ウクライナ軍特殊作戦軍は、「ドローンが2,000km以上を飛行して標的を攻撃した」とした上で、「攻撃後、施設で火災が発生し、構造物が損傷したことを確認した」と明らかにした。
ザプシブネフテヒムはロシア最大の石油化学コンビナートで、戦略的に重要な化学産業施設の一つとされている。
同日には、ロシア中部タタールスタン共和国の主要な石油化学都市ニジネカムスクにある「タネコ」製油所も、ウクライナのドローン攻撃を受けた。
ニジネカムスクは、ウクライナ国境から1,200km以上離れている。
ウクライナ軍は、ロシアの石油会社タトネフチが運営するタネコ製油所を攻撃し、現場で火災が発生したと明らかにした。
ウクライナは最近、ロシアの戦争遂行能力や燃料供給網を弱体化させるため、製油所や石油貯蔵施設などのエネルギーインフラを狙った長距離攻撃を強化している。

